最近、忙しいです。皆さんはいかがですか?

  日本において、インフルエンザワクチンは、かつての学校の集団接種とは切っても切れない縁です。いろいろな意見がありますが、その後の日本のワクチン行政は下火になってしまいました。

 最近、このような書き込みを見つけました。

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20091118#p11

http://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS147330990970307X/fulltext
The Lancet Infectious Diseases, Volume 9, Issue 12 , Page 719, December 2009
Vaccine safety: informing the misinformed(ワクチンの安全性:間違った情報を与えられている人に情報を与える)

 訳はこちらです。

http://transact.seesaa.net/article/133511621.html

 一部抜粋します。
反ワクチン運動は、比較的裕福で、比較的教養のあるミドルクラスに支持が広まっている。彼らは子供たちの最も利益になる行動をしていると信じており、子供たちが予防接種を受ける前に、ちょっとした調査をしている。この調査の大半は、反ワクチン活動家や自閉症の息子を治療したと主張するハリウッドスター JennyMcCarthyが"グーグル大学"呼ぶものから得たものである。しかし、彼らがネット見出すワクチンの安全性についての多くのサイトは、素人向けに反ワクチン活動家が作ったもので、それが大量にコピペされていて、根拠ある情報ソースにたどりつけなくしている。

(略)

では、この悪質な運動にどのように対抗すればいいだろうか? うまくいきそうな対策は、彼らの主張の偽りを暴く証拠を集めるのみならず、その証拠を広めることについても経験を積んでいくことだ。不安な両親はグーグル大学に参加し続ける。研究者や医療専門職やジャーナリストやブロガーたちは、両親たちが正しい講師に確実に辿りつけるようにする必要がある。

 かなり地道な作業です。そう、まっとうな医療とは、一見派手に見えても地道でストイックなものかもしれません。Uneyamaさんの
(○○が悪いんだってね~みたいなノリでネットにいいかげんなことを書いてる人は、多分それが公衆衛生上問題があるという自覚はない)
 とは、まさに名言であります。心したいものです。

参考資料:
私個人としては、新型インフルに罹って重症化した時のリスクと、インフルエンザワクチンの副作用のリスクを秤にかけた上で、各自が判断すればよいかと思います。
その他、もろもろ

参考にしなかった資料:
妊婦だけどインフルエンザ予防接種やめます

インフルエンザワクチンは打ってはいけない!
その他、もろもろ

(その後一部追加)