以前も書きましたが(日本のワクチン・世界のワクチン )、ワクチンにおいて世界の常識は日本の非常識です。世界の標準(グローバルスタンダード)に無条件に追従する必要はないかもしれませんが、グローバルスタンダードなワクチンに意味もなく背いて子供の命を脅かす必要はありません。

 現在細菌性髄膜炎に年間1000名もの子供がかかり、50名の命が亡くなり、250名もの子供たちが後遺症に苦しんでいます。その多くがワクチンによって防ぐことができ、世界中の多くの子供たちが恩恵を受けています。しかし、日本ではそのワクチンを打つことができないのです。

 そのワクチンは、ヒブワクチン(Hibワクチン:インフルエンザb型桿菌ワクチン)と肺炎球菌ワクチンといいます。肺炎球菌はまだ認可されていませんが、ヒブワクチンは今年(平成19年)1月に承認されました。しかし、実際に接種できるのは、諸所の事情で来年(平成20年)春ごろになりそうです。しかも、多くの国では公費負担(無料)であるにもかかわらず、日本では有料(4回接種で3万円ほど)になります。

 まずは、日本テレビのニュースリアルタイムで報道された「細菌性髄膜炎」をご覧ください。第2日テレで掲載されています。 12月12日~1月11日まで視聴することができます。
http://www.ntv.co.jp/news/asx_dai2/071207044_300k.asx
 これを観て、細菌性髄膜炎から子どもたちを守るワクチンの早期定期接種化が必要だと思ったかたがたは、細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会のサイトから、署名をお願いします。

http://www.k4.dion.ne.jp/~zuimaku/a1.html

追伸
 元号の年が間違っていました。訂正してお詫びいたします(平成19年12月31日)。それでは、よいお年を。