令和4(2022)年4月21日(木)

 

こどもの頃にTVドラマを観て、「この人(心理士)になりたい」と決めてから、時間がかかった。

卒業後すぐに結婚し、独学で保育士資格(当時は保母資格)をとった。

第4子が幼稚園年少入園の時、初めて仕事に就いた。

市町村の1歳半健診・3歳児健診の心理発達相談員。

採用された理由は、「4人のこどものお母さんだから」だった。

 

先輩心理士たちに、発達検査の取り方や問診の仕方・記録の取り方など、

手取り足取り習った。

 

毎回健診後には、気になる親子について、保健師らとのカンファレンスがあった。

その後、先輩心理士にスーパーバイズしてもらい、仕事に慣れていった。

 

ある日、自閉症スペクトラムと言われそうな男児の相談について、

師匠の一人 中田洋二郎先生(臨床心理士)に相談した。(勝手にそう呼んでいる)

わたしの「何もしてあげられなかった」のことばに、

「あなたが相手に“~してあげられなかった”と思うなら、この仕事は今すぐやめなさい」「あなたには向いていない」と、言われた。

 

当時(30代)のわたしには、その意味が分からなかった。

そのことばを胸に、その後2年の現場経験を積み、臨床心理士に合格した。

 

その後も現場経験を積み、分かったつもりになっていた。

だけど、ちっとも分かっていなかったことが分かった。

 

あれから20年経ち様々な出来事に遭遇し、やっと少し見えてきた。

人が人を本当の意味で、癒したり、助けたり、救うことはできない。

たとえポジティブなことでも、相手から力を奪うことになる。

人を助ける職種の人たちが陥りやすい罠。わたしのこと。

答えは与えるものではなく、その人のなかにある。

自分を癒すのも、助けるのも、救うのも自分。

それを引き出してくれる「環境」は必要。

 

そのことを気づかせてくれたのが「Haluの畑」。

だから、ここで親子サロンを始めた。

だから、ここで支援者向けのサロンを始める。