イトイズナットアンダースタンド

イトイズナットアンダースタンド

理解されない、理解されなくていいや、だけど、なにかつたえたくて。

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好きな人へ

なかなか思いが伝えられない

それどころか顔を見てはなせない

なぜだろう

こんなだめなよしこだけど、

たまによしこを好きになってくれるひとも居る



ありがとう、って

生きてていいんですか?って

重すぎるかな

だけど、わたしはそう言いたい



生きること 死ぬこと よしこは毎日かんがえる

生きることを考えれば 死にたくなる

死ぬことを考えれば 生にすがりつくイメージ



甘い、まずしいくにの子たちを見てこい なんて

云わないで。

それもずっと考えているよ。

だけどね。

この苦しみは、この不自由のないよしこの世界

特有のものなのだと思うんだ。

ねえ、理解されなくていい。

だけど、ほんとうに死にたくなる。

だけどほんとはそれ以上に、生きたいんだ。



よしこはさがしつづけているんだ

生きていいよ、と言ってくれる甘いひとを。

どうせ一生は一度なら、甘いひとにすがってもいいよね。

7日に1日でもいいから、さ。


もうずいぶんとむかしのことだ。

小学校へ通っていたときのはなし。

よしこには好きな人が居た。

よしおにしとこっかね。

いやかっこよくのぶながとかにしとこっか。

のぶながくんは、ちょっと泣き虫だけど、

明るくてひとなつっこくて、わたしは彼の笑顔が好きだった。

たまに一緒に帰ってクラスのみんなに噂された。

知らないふりしたけど、わたしちょっと嬉しかった。



きいろい菜の花が咲いている季節。

花壇の壇をあるくわたし。

右手側にはのぶながくん。

ちょっと後ろにはクラスメートも居た。

わたしとのぶながくんはお家が近いから、

だれよりもながい時を、一緒に帰れた。



あのきいろいキラキラの時間は今でも、

こころのなかで流れているんだ。

そして輝いている。



ひとりじゃない、って思えた。

いまならそれだけで涙が出るだろう。

のぶながくんは、きっと覚えていないだろうな。



最近チラっとみたとき、とてもかっこよくなっていて。

とても近づけなかったんだ。

だけど、そーだよ。

思い出だけはひとりじめできるかな。



「 好 き 」

くちから伝えることは結局出来なかったけど、

きっと、伝わっていたはずだ。

思い出だもん、そう思わせてね。

ひとはみんなひとりぼっちだって云う。

だれしもが抱える孤独感、だれしもが持っているのに

なんで消化できないのだろう。

ううん、出来てるひとだっているはず。

いるはずなんだ。


だけど。


よしこもずっとひとりぼっちだ。

なんの問題もない家庭に生まれ、

なんの不自由もない暮らし、

なのになんでかひとりぼっちだ。

だから、ね。

わたしにはわかるよ、君のさみしさが。