朝鮮学校無償化は、やはり最初から無償化ありきで、事は進んだ。朝鮮学校の具体的な教育内容について適用の判断材料とせず、外形的なカリキュラムなどで判断すべきとした文部科学省の専門家会議の基準を、民主党議員は「よくできたガイドラインだ」と褒めるばかりで、まさに文科相主導である。


 不思議な事に、各紙が行うアンケート調査でも、北朝鮮学校無償化については、問われていない。日本人の気持ちとしては、金日成や金正日の写真を中央に掲げ、反日教育を行う外国の学校に、何をわざわざ援助しなければならないのか、納得がいかないはずだ。


 そもそも高校を無償化することで、将来の日本の為になるかと言えば、「NO」である。第一に、因果関係が見つからない。高校生を持つ親がその分を有効に使うかといえば、それも「NO」だろう。塾に通わせる?塾に通ったってテストの成績は上がるかも知れないが、今の高級官僚みたいな人間をつくるだけである。


 或いは大学への準備金として貯金する。子供手当とか高校無償化で直接ばら撒いて、経済効果を上げようとしたのであれば、これも予測が甘い。真面目な親は子の為に貯金し、そうでない親はパトンコに取られるのがオチだ。まわりまわって朝鮮に入る。よっぽど民主党は朝鮮に援助したいらしい。しかし、財源は子供や高校生を持たない家庭からの増税である。苦労して子育てを終わった身としては、何故今なのか?と、納得できない。


 とにかく、政権交代後、腹の立つニュースばかりだ