母方の調査へ移る前に、もう1つだけ。


井戸田氏発祥の地について。


これはおそらく、はっきりしていて


『尾張國愛知郡井戸田村(現名古屋市瑞穂区井戸田町)』


源頼朝が産湯を使ったと伝えられる亀井の井戸など、水質の良い井戸が七つあったことから、この名がついたといわれる。


古くは井戸田庄と呼ばれ、皇室領であった。


1179年、平清盛のクーデターで『治承三年の役』が起こり、後白河院政下で活躍していた太政大臣藤原師長がこの地へ流され居を構えた。


また、この地にある津賀田神社は、古くは若宮八幡とも井戸田八幡とも称した。『鶴岡八幡宮記録』に建久二年(1191)源頼朝が勧請し産宮とした。との記録もあり、頼朝が井戸田村の片垂(かただり)というところの生まれである。という言い伝えもある。


ただし頼朝の母は、熱田大宮司藤原季範の娘で、熱田の旗屋村にあった誓願寺(季範の別邸)で生まれたとされるのが定説である。




藤原や源氏、平家などとも縁のある、歴史ある所だったのですね。


尾張名所図絵 巻五より