昨日はザラフィアンツ先生のレッスンを受けてきた。 

曲はメンデルスゾーンの無言歌集より、「狩りの歌、信頼、さすらい人、紡ぎ歌」 の4曲。

一通り弾き終わった後は 「うん、よく練習できてるね」 と言ってくださったので、内心嬉しかったのだが・・その後 「でも 音量のバランスが・・ねえ・・」 とおっしゃってあとはいつものように高度な事を要求されるレッスンだった。

 

先生は出すべき音(主にソプラノライン)とその他の音の音量を分けることをかなり強く注意なさるのだが、 自分ではしているつもりでも、先生からするとまったく差が出ていないようで、その差を出すのが本当にむずかしい。

 

あとペダリングも細かく注意されたし、ルバートのかけ方なども私がふだん時々みて頂いている先生だったら絶対に 「ちょっとやりすぎよ」 とおっしゃるだろうと思うほどつける感じである。 でもザラフィアンツ先生の演奏があれだけ素晴らしく色彩豊かで立体的なのはこれら全部を自然にご自分の物になさっているからだろう。 

 

なかなかその日だけのレッスンでは身につくものではないほどの難しさだと思った。 それに、かなりプロ向きの弾き方なので完璧に物にできないと取ってつけたようになってしまうかも・・・私も注意されたところを自然にできるよう、こつこつと練習を続けていきたい。

 

次は3月半ばだそうだ。 今ラフマニノフの「楽興のとき」から何曲か練習してるので次回はそれでレッスンを受けようかと考えている・・が間に合うかなあせる

そうはいっても、毎回このレッスンを楽しみにしている私なのだった。