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昨日面白いニュースがあった。
60代の京都大学耳鼻科の医師がラットを使って聴神経の再生に成功したというものだ。10年ぐらいずっと同じ研究をしていて、失敗の連続のあと予想外の発見から成功に繋がったそうだ。聴神経以外でも一般的な神経再生に応用できる可能性があり、大きな貢献になりそうだ。
肩書きが教授などではなく、普通の研究員というのがいい。私と同じで、臨床の医者でありながら、研究を続けていたらしい。モチベーションの原動力となったのは、聴覚を失っていく患者を多く診て来た実体験に基づくようだ。

やはり実体験から湧き起こる疑問は根源的なものが多く、その謎を解明したいという欲求も強い。地道な努力はその欲求に支えられてきたのだろう。STAP細胞などのように流行を追いかけたり、名声を得るための研究ではなく、彼のような研究は地味だが明らかに力強さがある。聴覚を取り戻してあげたいという純粋な願いが成就したのだ。同じ境遇の研究者として拍手を送りたい。