日々茫洋ときどきエコ

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彩の国シェイクスピアシリーズ2nd第一弾、ハムレットを見に行きました。

柿澤ハムレットにやられました。動く・しゃべる・しゃべる❗エネルギッシュなハムレット。ブラボーラブもちろん、カンパニーのみなさんがあってこそ。長い台詞もなんのその!北オフィーリアの歌・ダンス、白洲ホレーショーの知的さと友愛、渡部レアティーズの太刀さばき、なんとキラキラな衣装の劇中劇、正名ポローニアスのうっすらとした悪だくみニヤリ戯曲どおりなんだけど、隠れてのぞき見しすぎ、高橋ガートルードのすぐ詐欺にあいそうな流されやすさ、もしくは見たくないものは見えない?、そして吉田クローディアスの圧倒的な悪さと弱さ、兄と甥の両ハムレットが羨ましかったのかなショボーン毒殺・謀殺何でもありですもんね。戯曲どおりなんだけど…デンマーク王家の話だけど、家族のもめ事なんだな。兄の奥さんに横恋慕して、旦那毒殺して、後がまに。なつかないどころか、恨まれている義理の息子であり甥を謀殺しようとする。結局、王家みな死んでしまうガーン凄まじい結末。四大悲劇はとにかく、みんな死んでしまうんだな。

ハムレットは、藤原竜也と満島ひかりの舞台で、平幹二朗の井戸端で水浴びを思い出してしまう。えーあのときの舞台も独特だった。

今回は、シンプルに役者を余すところなく見せる感じが、どーんと来た。

シリーズ2作目、何がくるのか楽しみです。おねがい

リニューアルオープンして、行きたい行きたい、と思っていて、やっと行けたおねがい




この鳥の埴輪の展示も健在。これは以前に撮ったもの。埴輪も陶磁器か。ニヤリと、撮った写真変わらずロビー?の上に鎮座ましまして嬉しかった。
シン・東洋陶磁というだけあって、収蔵作品大盤振る舞い。国宝も重文もたっぷり堪能。ラブ
カフェにも行きたかったけど、時間不足。2時間くらい、見てしまった。
写真も取り放題だけど、今回はこの2点。




龍虎並び立ち、可愛らし。照れ
また、時間見つけて訪れよう。
中央公会堂がよく見渡せるのも魅力的。ウインク

林遣都主演、倉持裕の作品ということで、チケットを取った。シアタードラマシティには1週間ほど前に「カラカラ天気と五人の紳士」を見に来たばかりでした。「カラカラ天気」は最前列、「帰れない男」は3列目。役者さんの表情がよく見えて嬉しいニコニコ

始まる前から、セットがよく見えて、係の人が「撮影禁止です。」と、繰り返し言っている。リビングでしょうか?柱があり、窓があり、上手に階段、開演のベル、3人の姿。

何の情報もなしで、チラシのイメージから現代劇と思っていたら、昭和初期くらい。そして、柱の手前、舞台最前部分は廊下で、見えない壁があるみたく、本来は見えない部屋の中を覗いている感じ。その部屋で繰り広げられる絡まった人間の気持ちの探りあい。ニヤリ

なんとも言えない、ラストでしたが、それぞれのセリフが噛み合い、ずれ合い、ぶつかり合い、最後まで、不穏な空気を産み出していたようです。えー

藤間爽子さんの和服がステキ。艶っぽく、不安定な感情の変化が良かった。佐藤直子さんの女中?家を仕切る感が、場面をうまく回しているようで、目の前をお盆を持ってささっと廊下を通りすぎていくと、部屋の中で次の展開へ移り、観客に全部見えているセットでありながら、場面転換を意識させてくれた。

舞台手前から廊下、部屋、中庭、さらにその向こうの広間まで奥行きを感じながら、部屋の中で交わされる会話の不穏さに翻弄された気がした。えーちょっと違うかもしれないけど、古い文学作品を読んだ感じ、理解しきれていない不安定な、もやもや感を反芻しながら帰宅した。

倉持作品の振り幅恐るべし、である。ニヤリ