彩の国シェイクスピアシリーズ2nd第一弾、ハムレットを見に行きました。
柿澤ハムレットにやられました。動く・しゃべる・しゃべる❗エネルギッシュなハムレット。ブラボーもちろん、カンパニーのみなさんがあってこそ。長い台詞もなんのその!北オフィーリアの歌・ダンス、白洲ホレーショーの知的さと友愛、渡部レアティーズの太刀さばき、なんとキラキラな衣装の劇中劇、正名ポローニアスのうっすらとした悪だくみ戯曲どおりなんだけど、隠れてのぞき見しすぎ、高橋ガートルードのすぐ詐欺にあいそうな流されやすさ、もしくは見たくないものは見えない?、そして吉田クローディアスの圧倒的な悪さと弱さ、兄と甥の両ハムレットが羨ましかったのかな毒殺・謀殺何でもありですもんね。戯曲どおりなんだけど…デンマーク王家の話だけど、家族のもめ事なんだな。兄の奥さんに横恋慕して、旦那毒殺して、後がまに。なつかないどころか、恨まれている義理の息子であり甥を謀殺しようとする。結局、王家みな死んでしまう凄まじい結末。四大悲劇はとにかく、みんな死んでしまうんだな。
ハムレットは、藤原竜也と満島ひかりの舞台で、平幹二朗の井戸端で水浴びを思い出してしまう。あのときの舞台も独特だった。
今回は、シンプルに役者を余すところなく見せる感じが、どーんと来た。
シリーズ2作目、何がくるのか楽しみです。