自分の気持ちを整理しながら、いろいろと再確認するべきことが有る気がしています。



息子タロウが順調に新しいフリースクールに通い始めた4〜5月の後、行かなくなった6月、そこから今までのことを記録しておきたくなりました。



春から2か月間の新生活で自信を取り戻しつつあったタロウは、並行して昔馴染みの友達のいる在籍校の修学旅行にも、意欲を見せていました。フリースクールの日程を調整しながら、単発で参加した修学旅行のオリエンテーションは、校内で過ごす3年ぶりの時間になりました。



細々とでもずっと繋がってきていた、保育園仲間の存在が助けになったのは言うまでも有りません。修学旅行、3年ぶりの集団生活の特別な体験は、タロウの中の大きな財産になったはず。



この期間、充実している様子とともに、心身のエネルギーの消耗もものすごかったです。


不登校あるあるの筋肉痛は言わずもがな、混乱と紙一重の刺激の中で、都度気持ちを整理する必要がありました。特に寝る前の時間、沢山会話をし、気がつくことが親子で沢山有りました。


私はタロウに河原の石の話をしました。山奥の上流では、生まれたばかりの石のかけらがゴツゴツしていて、流れの中で丸く変化する様子が今の状況に当てはまるんじゃないかと、それくらい大変な時期なのだと伝えてみたら、なるほどという顔をしていました。(在宅生活は山奥の設定です…笑笑)



体型も変わりました。成長期と重なっていることもありますが、初め周りが気付き、本人も自覚できる位の変化でした。丸い背中も少しマシに。大したことの無い程度の小さい怪我も、2〜3回有りました。


登校日数や時間を調整しながら、それでも刺激的過ぎる2か月だったのだと思います。




フリースクールに行かなくなる少し前の5月、タロウは捕まえたトカゲを飼育し始めました。フリースクールの校内で、です。



修学旅行の後、疲れが癒えた頃に風邪までひいてしまい、楽しみだったフリースクールの行事も欠席することになりました。在宅の日が続き、だんだんとモチベーションが下がり葛藤するようになる中、最終的にトカゲの存在が放課後フリースクールに行くためのの最大の動機になりました。



トカゲの生き餌のバッタ採りが、程よい義務感でタロウを外に出させてくれました。いつものことだけど、生き物飼育はこういう点もありがたいです。バッタを捕まえたら、じゃあいつトカゲの元へ持っていく?という会話に自然になりますから。



餌を持って行きたい気持ちの一方で、葛藤しなかなか動くことができないタロウ。同時に学校に行く意味を、何度も何度も繰り返して自問自答していました。



判断が難しいのですが、タロウの気持ちをある程度以上辛いものにしない為に、程よく私が餌係を引き受けて、ひとりでフリースクールに通いました。先生方とは幸いなことにとてもいい関係性を築くことができていて、信頼できる先生方との関わりが私の救いになっています。



そんな中、なんとトカゲが産卵するというカオスな展開…!笑笑



タイミングよくタロウ本人が出向いた日に卵を発見し、1か月以上の間を空けて再び勇気を振り絞りフリースクールに行ったら、沢山の小さなトカゲの赤ちゃんが出迎えてくれました…泣

(間のお世話は私と先生とでがんばったんですが…汗)


その後もトカゲを介してタロウと先生と程よく交流し、どうにか関係性を保つことができています。7月は3回位、タロウ自身がトカゲのお世話をしにフリースクールに出向くことができました。週に2回のバッタ採り、いつも汗だくでどうにか楽しくこなしています。夏休みの今も、こんな感じで継続中です。



いつまで親子でこんなことをしていられるんだろうか。タロウ、最近は特に人目が気になるようです。夏休み中、不登校事情の意識と別に、お母さんと一緒は恥ずかしいと言い出しました…汗



成長の証でよろこばしいことなのですが。



かと言って1人で虫取り網も恥ずかしい!

(お互いに。)




いろいろと開き直るしか無さそうですよね。





おまけ




夜の生き物パトロール、人目が無いから1番生き生きしている時間かもしれません。