広島市安佐南区古市の

一聖鍼灸指圧治療院ですやしの木

(古市橋駅徒歩4分)
 
ブログをご覧いただき、本当にありがとうございます太陽
 
 
今回は腱板損傷について解説しますキラキラ
 
この記事では、
・腱板損傷の概要
・腱板損傷の原因 ←point!
・腱板損傷の症状
・腱板損傷の予防・治療・対策
・腱板損傷に対する当院での施術
について知ることができます。
 
安静にしていても肩がズキズキ痛む、
肩の痛みが治るのか心配、
腱板損傷を本気で治したい、
というあなたは、是非最後までご覧ください!
 
 

 概要

 
まず腱板とは、肩関節にある、
棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉の腱(回旋筋腱板)のことをいいます。
 

図:運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略
 
その腱板が損傷すると腱板損傷といい、
断裂すると腱板断裂といいますが、
明確な使い分けはされておらず、ほぼ同じものとして扱われます。
 
肩関節がほぼ360°自由に動かせるのは、これらの筋と外側を覆う三角筋・僧帽筋などの筋が協調的にはたらくためで、
そのバランスが崩れたり、1つでも参加できなくなると、
可動域の制限や痛みを生じてしまいます。
 
例えば、ペットボトルのキャップを5本の指でしっかりと支える場合と、2~3本の指で支える場合では、
指1本あたりの負担が増加し、動かすのも不安定になります。
 
 
空のペットボトルなら少ない指でも問題ありませんが、
支えるのは腕という重いパーツであり、
水の入ったペットボトルです。
 
ですから、巻き肩などの不良姿勢で肩周りの筋肉のアンバランスが起こったり、腱板が損傷すると、
腕が上げられなくなったり、痛みがでてしまうのです。
 
手を使う生活に慣れているヒトにおいて、肩の痛みは生活の質を著しく低下させます。
 
 

 原因

 
腱板損傷は、慢性的な腱板へのストレスや、事故などの外傷などにより起こります。
 
棘上筋腱が原因となる場合が多いのですが、
それは解剖学的に、肩関節の上を覆う肩峰という骨と肩関節の間の狭いスペースを棘上筋腱が通るためです。(上図参照)
 
ただし、同じように生活している人でも腱板損傷になる人とならない人がいます。
 
ではなぜあなただけが腱板損傷になってしまったのか。
 
肩関節は肩甲骨の小さな受け皿()に上腕骨の大きな半球()が上手く滑ったり転がったりすることで正しく運動することができます。
 

図:プロメテウス
 
しかし、肩甲骨を支える胸郭、胸郭を支える骨盤、骨盤を支える下肢が、
土台としての機能を発揮できないと、肩関節の運動は不安定性を増します。
 
例えば、手のひらの上でサッカーボールを転がすのは簡単ですが、
つま先立ちや片足立ちになるとグラグラして、ボールを落としそうになりませんか?
 
特に腱板損傷などの肩のトラブルでよくみられるのは、背中が丸くなり、胸郭から肩甲骨に付く筋肉のアンバランスや筋力低下が起こって、
肩甲骨が不安定になってしまうタイプです。
 
支えになる肩甲骨がグラグラしていることによって、相対的に回旋筋腱板の負担が増加して炎症や損傷が起こってしまいます。
 
全身運動を伴うスポーツでは、体幹、股関節、足部などの機能不良・姿勢不良があることで肩関節に痛みを生じますので、
姿勢がとても重要ということになります。
 
 

 症状

 
腱板が損傷すると、運動時の痛み安静時の痛み寝ているときの痛み運動制限がみられます。
 
棘上筋腱損傷では腕を真横に挙げて保持することができないのが特徴です。
 
 

 予防・治療・対策

 
腱板損傷の治療は重症度や目指すゴールにより異なります。
 
痛みがとれればよいのか、
肩を上げられるようになりたいのか、
力仕事やスポーツができるようにしたいのかによって、
保存療法手術かが選択されます。
 
保存療法では、三角巾の固定や痛み止め、ステロイド注射などが行われます。
 
腱板は血行が乏しいので、自然治癒は期待できず、治癒に時間がかかります。
リハビリでおよそ3ヶ月、スポーツの復帰を目指すなら最大1年の時間をかけていきます。
 
腱板が損傷したばかりの時期は、日常生活動作における髪を洗う、タオルで顔を拭く、洗濯物を干すなどでも過負荷になり損傷が悪化することがわかっているため、注意が必要です。
 
 

 当院での施術

 
腱板損傷や断裂は鍼灸の不適応となりますので、基本は整形外科などでリハビリを受けましょう。
 
ただし、退院後に悪化や手術を防ぎたい、痛みの再発を予防したい、といった場合はお力になることができます。
 
なぜなら原因でお伝えしたとおり、腱板損傷をはじめとした肩のトラブルは姿勢が原因であり、運動連鎖の影響を受けているからです。
 
肩への負担が少ない動作を獲得するために、
胸郭や肩甲骨、鎖骨、骨盤などの可動域を向上させていきます。
 
例えば右手を上げるためには、
右側面の胸郭を開き、
胸椎を反らせて、
肩甲骨を脊柱に引き寄せ、
右に体重移動する運動連鎖を使うことで、
肩関節へのストレスを最小限に抑えることにつながります。
 

 
また痛みで縮こまった筋肉に対しても、リラクゼーションやストレッチなどを行います。
 
高齢者でよくあるパターンとしては、腰痛や膝痛があるために、立ち座りを腕で代償してしまい、腱板断裂を起こすことが多いため、
その場合は下肢の機能改善も必要となります。
 
このように当院では患部以外の原因にも総合的にアプローチしていくことで、痛みや症状が再発しない身体づくりを進めていきます。
 
 
ということで今回は腱板損傷についてのお話でした。
 
腱板が一度損傷すると治癒に時間がかかるため、肩の痛みがある場合は早めにご相談いただきたいと思いますグッ
 
腱板損傷を本気で治したい、
痛みなく毎日を笑顔で過ごしたい、
というあなたのご来院を心よりお待ちしていますウインク
 
一聖鍼灸指圧治療院
院長 片山

 

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