現在、僕が行っているカウンセリングルームでは、ヒプノセラピー(催眠療法)を取り入れたカウンセリングを行っています。
今日は少し、ヒプノセラピーについて書きたいと思います。
まだ、日本ではヒプノセラピーという言葉は聞きなれないかと思います。
ヒプノセラピーとは、ヒプノーシス(催眠)とセラピー(療法)の合成語です。
催眠を用いた心理療法で脳波を潜在意識へアクセスしやすいα波の状態に誘導していくセラピーです。
催眠と聞くと催眠ショーなどの怪しげなイメージを持つ人も多いかと思います。
しかし、実際にはテレビのショーのように催眠術師の思いのまま操られたり、催眠時の記憶がないなどといったことは一切ありません。
そして、被験者本人が嫌だと思うことはしっかり拒否できます。
では、ヒプノセラピー(催眠療法)はどのような場合に効果があるか?
大人になってから極度の上がり症や人間関係でうまくいかない、自己否定が強いなどのこのような場合、
子供の頃の教育、しつけ、生活に影響を受けている場合があります。
しかし、子供の頃の記憶がはっきりしない場合や過去にあった傷によって苦しんでいるが、その根本が特定できない、このような場合に催眠によって過去の記憶にアクセスし、その時受けた感情の消化、またその時は子供すぎて受け止めきれなかった感情を大人のいま、自分自身で受け止めるために催眠療法は有効的です。
ヒプノセラピーは1958年に米国医師会・米国心理学会によって、効果のある心理療法として認められました。現在、安全で効果の高い心理療法として注目されています。