【解説編 vol.2 】ヒアリングに関しての問題

今回は「ヒアリング」の問題、最終回です。

前回までの問題、解説は⇒ヒアリングに関しての問題 解説編vol.2


＜解答編②＞

では③の問題から説明に入ります。
③カツオ君はクライアントと信頼関係を築けていないからうまくいかない

これは正解！
どういうことなのか、順を追って解説します。

まず、カツオ君がクライアントから聞き出したいこととは、
「ニーズ　⇒　不完全な状態　⇒　弱み　」なのです。

ところで、みなさんは自分が困っていること、
悩んでいることがあったらどんな人に相談しますか？

きっと友人や恋人、家族といった身近で信頼できる人に
話を聞いてもらいませんか？

つまり、クライアントから効果的にヒアリングするためには
「信頼関係」を構築することが大切です！ということで、③は正解です。



では

①涼子さんはクライアントと付き合いが長いからうまくいっている
はどうでしょうか？？


これは見方によっては不正解！

「え？③が正解なのに、①は不正解なの？？」と思いましたよね。

確かに
「涼子さんはクライアントと信頼関係ができているからうまくいっている」
となっていたら正解だったんです。


どういうことかというと、
「付き合いが長い　＝　信頼関係ができている」とは限りませんよね？

「人間関係の良さ」と「時間」は、残念ながら必ずしも比例しないのです。

上司と部下の関係然り。嫁姑問題然り。熟年離婚然り


では何が人間関係を良好にしてくれるのか？
それが「信頼関係構築力」なのです。

前回の解答編でお話した「質問力」を『スキル』と解説しましたが、
この「信頼関係構築力」も同様に『スキル』なのです。

今までもこのブログで、いくつかスキルを紹介していますので、
良ければ復習してみてください！


■人を動かすためには、どんなことばを掛けたらいいか？
■初対面攻略法

ヒアリング＝質問力と連想される方は多いですが、
うまくいっていないときに、自分の「質問力」を省みるだけではなく、
クライアントとの「信頼関係はどうなのか？」も考えてみてください


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