不妊治療において大きくて有名な病院、クリニック。
知識やノウハウ、技術の熟練度。
胚培養士さんのレベルは高いと思います。
しかし、メリットの反面デメリットも存在することをご存知ですか?
世の中の全てのことには、メリットの反面がありますよね。
そして、ものごとは、無理をすると必ずどこかに歪みが生じるのです。
受精させた胚をインキュベーターと呼ばれる培養器に入れて培養しますが、このインキュベーターに大きな落とし穴があるのです。
日本で多く使用されているミニサイズのインキュベーターは、胚のことを考えるならインキュベーター1台に対して1患者を入れるのが理想です。
しかし、場所や経営を考えると2~4患者が限界値だと思います。
しかし、患者がたくさん集まるクリニックでは、胚培養士の技術と知識は優れていますが、1台のインキュベーターに、4患者以上入ることもあります。
なぜたくさん入れることがいけないのか。
それは、インキュベーターの開閉回数が増えるからなのです。
インキュベーターの中は、温度と空気濃度が精密に調整されていますが、1度の開閉回数でその環境は大きく変化してしまいます。
その環境変化がどの程度、胚に影響するのでしょうか。
体外受精から胚盤胞まで、5日間。
1日1回開閉し、5日間で5回と
1日目、3日目、5日目と5日間で3回開閉したものを比べると、、、
5日間でたった2回多く開閉した胚の方が、発生成績がよくないんです。
冷蔵庫なら、5回開閉しようと3回開閉しようと、牛乳の腐る割合は大きく変わりませんが、胚はとても繊細なのです。
だからと言って、小さい病院やクリニックの胚培養士さんの技術が低かったら、元も子もないのですが。。
メリットとデメリットを皆さんに知っていただけますように。