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イゲマジャの中ではメンバー同士で音楽について語る場面があります。
それぞれの目指す方向性ややりたい音楽について語る姿はとても自然で、自分の音楽に誠実に真摯に向き合っていることが感じられます。
以下、ネタバレあります!
イゲマジャ4話
食事帰りのクオズドライブはとても素敵なワンシーンでした。
全体的に《マンネラインのわちゃわちゃ夏休み》といった流れの中で、この場面は比較的落ち着いたトーンでした。
クオズのドライブシーンはここ以外にもあるのですが、日中の違いなのか雰囲気も全く違っていて。
カウンターで提供されるちょっと大人の食事を終え、夜道を運転するジミンと助手席のテテ。
車内に流れるナムジュンのCome back to me
音楽についての意見を交わす2人。
流れていく済州島の街明かり。
テテの話に言葉少なく答えるジミンもとてもリアルです。
極めて自然な、等身大のクオズを感じました。
水鉄砲でやり合っていた2人ではなく、互いに仕事の経験を重ねて、さらに今後やりたいことについて語る28歳の青年2人。
沈黙が気にならない相手との、今この瞬間にしか存在しない貴重な時間。
共に成長してきた同じ歳の友人であり、仕事仲間だからこその会話。
無理に盛り上げようともせず、ゆるやかな時間とまったりとした気負いのない雰囲気に、まるで自分が後部座席で話を聞いているような気分になりました。
以前、キム・イナさんがパク・ヒョシンさんとテテについて「二人で遊んでいたら嘘みたいに音楽の話ばかり。完全に音楽青年たち。」とおっしゃっていましたが、そんなテテの姿を垣間見ることができたようでもあり。
普段からこんな風に、自分の中にある思いを形にすることについて友人たちと話しているのかなぁなんて。
テテVlogでも自分がやりたいことについて色々話してくれました。
Layoverの頃のインタビューで読んだのですが、
テテが中学生の頃。試験のために仕方なく聴いていたためジャズが大嫌いで、終わったらもう二度と聞くもんかと思っていたと。
でもふとしたきっかけと仕事や勉強の一部ではなくなったことによって、テテにとってのジャズが新しい意味を持ち始めたそうです。
そこからは大好きになり、ジャズの魅力を再発見したとのこと。
そしてシュチタでも。昔はナムジュンに「頼むからたくさん曲を聴いてくれ!」と懇願されていたにも関わらず言う事を聞かなかったテテ。
けれど今ではバンタンの中でも「かなりたくさん聴いている!」と自負するくらい、多くの曲に触れるようになったと話していました。
《聴かなければならないもの》《やらなければならないこと》ではなくなった時に初めてそれに対する本当の感情が見える時ってありますよね。
もちろん、もっと早くから聴いていれば、もっと早くから手をつけていれば…ということもあるかもしれないし、イヤイヤながらも続けるうちに好きになることだってあるかもしれない。
でもこんな風に《これは自分がやりたいことなのか》を確認し、心が感じることに丁寧に向き合うスタイルはとてもテテらしいというか、私が思うテテとの一致感を感じたことを記憶しています。
かなり脱線しちゃったので話を戻すと、テテはCome back to meを聴きながら「こんな曲を書くなんてナムジュンさんの考えが知りたい」「ナムジュンさんは僕の望む音楽を具現化してくれてる」「スペクトラムを広げたいと思うのはナムジュンさんの影響かも」とナムジュンへの尊敬の思いを語っています。(テテがこの曲の作詞部分について話しているのか曲のことなのかは明確ではありません。Come back to meは作詞はナムジュン、作曲はオ・ヒョク氏が手掛けた作品です)
上記と同じインタビューでは「ジャズやクラッシックを聴いて感じるような、聴いてくれる人がほっとできるような音楽をつくりたい」とも答えていて。
Come back to meはまさにそんな一曲ではないですか?
曲は普遍的でどこか懐かしく、心が落ち着く居心地の良い部屋のようで。歌詞も、曲と合わせて一つの世界を美しく表現していると感じます。
テテが絶賛するのも納得だなぁと。
「今度この歌をカバーしたい」とも言っていて、Come back to meは台湾の5人組バンド落日飛車(ギター、ベースセッションで曲参加)のカバーを以前大好きな方にご紹介いただいて聴いたところ、こちらもとっっっても素敵だったのですが、いつかテテの声でも聴けたら最高だなーと思います✨
そして「もう一つ好きな歌がある」と言って流れたのはジミンのアルバム【FACE】の中のAlone
一瞬、顔がほころぶジミン😊
そこからはジミンがこの曲ができるまでのことを語ります。
「アルバムの中でこの曲が好きな人は僕と気が合うと思う」というテテ。
Aloneの歌詞の一部です
どうして僕だけこうなのかな
いやみんながそうなはず
いつも大丈夫なふりをする自分の姿が
情けなく感じる
同じ一日が
また過ぎていく
どれくらい耐えたら
僕は戻れるのかな?
冷たくて寂しい夜
何も考えず
明かりの消えた部屋の中を歩いてる
僕一人で
大丈夫だと思ってたけど
だんだん自分を失っていくような気がするんだ
2018年にテテが感じていた孤独や疎外感。
コロナ期にBlue&Glayで表現した孤独や疎外感。
そしてジミンがAloneで表現した孤独や疎外感。
ジミンもテテもそれぞれの心の中にそれぞれの孤独な部屋があり、この歌に共感する人の中にも同じ部屋があるのかもしれません。
ジミンやテテだけでなく、
みんながそれぞれの孤独な部屋を持ち、寂しさや自分と向き合ったり、傷を癒したりパワーを充電したりして過ごす。
部屋にいる間は一人だけど、
誰かの心にも自分と同じ部屋があるということ、
この世に自分以外にも孤独な部屋を持つ人がいて、みんなそこで心を休めているということに、不思議な連帯感と温かく癒されるような気持ちにもなるのかなと思ったり。
その《同じ部屋を持っていることのしるし》が、AloneやBlue&Glayに共感できることなのかもしれない。
過去、映像で見てきたことしかわからないけれど、ちょっと乱暴にふざけあったり、お互いに返事もしなかったり遠慮なくからかったり意見を言ったり
でも涙を見せる時にはそばで寄り添ったり、お互いの存在に感謝したり。
以前記事にも書いたように、少年ジャンプのような雰囲気があるクオズ。
少年から大人に成長する過程の多くの時間を共にして、2人にしかわからない感情や経験もあっただろうと思います。
そんな2人がそれぞれに孤独な部屋を持ち、こんな風に車中で仕事の会話をすることがとても愛おしかった。
この先の、もっともっと大人になっていく姿も見ていたくて。
本当に素敵な時間を見させてもらったなぁと、このコンテンツに感謝したくなるほどでした。
「コマウォ」と目も合わせずにハンドタッチする姿はクオズがクオズしていて最高でした🤜🤛
最後まで読んでくださってありがとうございました♡