Yogibo presents RIZIN28 in 東京ドーム
お疲れ様でした
会場にお越しの皆様、そしてテレビ、RIZIN LIVE、スカパー等でご覧の皆さまありがとうございました
東京ドームに到着した時点で私は感動して心が震えてたんですが、皆さんはどうでしたか??
コンサートでしか来たことが無かった東京ドーム。
ドームの天井が好きで、よくLIVE中に見上げていたこの場所に立つ事が出来るなんて…………
と、前置きはさておいて…
今回のカードはこちら
第9試合と、メインはフジテレビ系列で生中継していたのでご覧いただいた方は更に多いのではないでしょうか
今回、全ての試合を書ききる事は出来ませんが、私なりの感想を何試合か書いていきます(MMAは勉強中なので優しい目で見てください)
まずRIZINはオープニングから素敵で、もう始まるのかと思ったドキドキとバックミュージックのBE MY BABYのリズムが、心臓のドクドク感と合って更に興奮しました
((前日にちょうどSpotifyから流れてたので予言かと思った))
東京ドームでの高田さんの「出てこいやぁ!」は、いつにも増して染み渡り、出場選手が一同に並ぶ姿は、なんとも言い難い緊張感
▶︎第一試合
弥益ドミネーター聡志選手vs"ブラックパンサー"ベイノア選手
追加カード記者会見時のドミネーター選手の煽りワードのセンスが秀逸すぎて驚いたんですが、そこに陽の感じで返すベイノア選手が凄く対比があって、楽しみなカードでした
また私は、RISEで3年間ラウンドガールを務めさせていただいていたので、RISEチャンピオンのベイノア選手がRIZINの東京ドームで1番に入場してくるのがなんだか嬉しくて
あの入場曲で感動して泣きましたww
試合内容の感想は、ベイノア選手がどうMMAに対応していくのかとハラハラしていましたが、誘いに乗らず押忍のポーズ(名前ありますか?)で断り、スタンドの強い攻撃で凌いでいくなか、ドミネーター選手の組み付きはどう展開していくのかなとグルグル頭が回るような試合だったなと思います
ベイノア選手の次のMMA挑戦もまた見たいと思いました!!(感想がベイノア選手寄りですみません)
▶︎第2試合
シビサイ頌真選手vsスダリオ剛選手
この試合は120kg契約で、ヘビー級のパンチの重さを改めて実感しました。
スダリオ選手はこれまで、RIZIN3戦3KOという破壊力でヘビー級"本物の相手"を熱望していた中でのシビサイ選手とのマッチ。
シビサイ選手は打撃も寝技もこなせる選手で、試合展開が楽しみでした
1R2Rと打撃で攻撃を繰り返す両選手でしたが、120kgもある身体を5分3Rも戦い続けるのはとても大変そうだなと感じました。
レフェリーからも積極的に戦うよう両者に注意が入り、3Rでシビサイ選手がテイクダウンでうしろから締めてスダリオ選手がタップして終了
スダリオ選手は元相撲選手なので足腰の強さを感じましたが、締めとなるとこれまでのMMA戦績の多いシビサイ選手が強かったですね!
▶︎第4試合
元谷友貴選手vs岡田遼選手
個人的に元谷選手の動き方とパンチの繰り出し方が好きで、首を抑えた状態の膝蹴りがウワーとなりました!
3Rの組み合いは元谷選手のチョークが決まるのかな??と思いましたが、岡田選手の右肩もチョークを狙っていたそうで素人の私は、チョークの難しさをまた学びました
▶︎第6試合
石渡伸太郎選手vs井上直樹選手
ここのマッチは格闘技ファンの方々からどっちが勝つと思う?!って沢山質問もいただいていて、私自身もソワソワしていた試合です
1R始まってすぐに両者バチバチで、あぁこれは膠着せずに入った方がすぐ終わるな…と感じて見ていました。
まず石渡選手が井上選手に右を当て、グラついたように見えたんですが…そこから井上選手のカウンターストレートを石渡選手がもらい…井上選手がラッシュをかけて最後にサッカーボールキック
今大会が始まってここまで全てフルラウンドの試合だったので、この1R TKOは会場が熱気に包まれたのが伝わりました
この試合で私は勝利者賞を渡す担当だったんですが、井上選手がフリップを持ってきていたのでマイクを差し込みました。
すると井上選手に「口下手なので読んでもらえませんか?」と言われ、生まれて初めて勝利者マイクをさせていただきました笑
フリップでは"得意のチョークで1本で勝てて良かったです"と書かれていたんですが、そこは臨機応変に読めたらよかったと反省
日本人の通訳は初めてでしたが、とても貴重な体験をありがとうございました
(満面の笑顔)
▶︎第7試合
朝倉海選手vs渡部修斗選手
朝倉海選手のスタンドが勝つか、渡部選手のグラウンドが勝つか。
試合前の勝敗予想でも朝倉海選手が圧倒的に多く、渡部選手のプレッシャーは計り知れない程あるのかなと思っていました。
1R始まってすぐ、渡部選手のタックルがありましたが朝倉海選手は交わし、そこから渡部選手は何度かタックルを仕掛けてマジカルチョークを狙っていくのかなと思いましたが、締めるのかと思っていたら朝倉海選手が頭を抜かし、そのまま左手で押さえつけながらのパウンド
1発1発の威力が凄すぎて、逆に声が出ませんでした
ここで今大会でバンタム級トーナメント一回戦突破した選手を発表します
朝倉海選手
井上直樹選手
扇久保博正選手
元谷友貴選手です
今後の組み合わせ等が気になりますねぇ( ∩ˇωˇ∩)
▶︎第8試合
【ライト級タイトルマッチ】
トフィック・ムサエフ選手vsホベルト・サトシ・ソウザ選手
ここの試合はどっちが勝つの…えぇ…どっちも勝って欲しい…といった心境
サトシソウザ選手はブラジル出身ですが、日本の国旗を背中に広げ、国歌も君が代を選ばれたそうで、入場で私の涙腺は限界に
ムサエフ選手はアゼルバイジャンから入国し、2週間の隔離を経ての試合!
アゼルバイジャンの国歌を初めて聞けて嬉しかった
試合は1R始まってすぐ1分12秒の事でした。
サトシソウザ選手が三角締めで衝撃の1本勝利……!!!!
サトシソウザ選手が下にいったと思ったら足で締めてムサエフ選手がタップ……!!!
ビックリしすぎてポカン∑(゚Д゚)
サトシソウザ選手の勝利マイクはいつも涙ながらで、私も毎回もらい泣きしてしまって今回も号泣しました
日本にベルトを戻す!とずっと言ってたのが現実になり、ベルトを巻く姿に( ;///; )
お父さんへ毎回愛を伝えている姿にも( ;///; )
もう思い出しただけで涙がでるようなタイトルマッチでした。゚(゚^o^゚)゚。
▶︎ 第9試合
那須川天心選手vs3名【大崎孔稀選手、HIROYA選手、X=所英男選手】
当日の煽りVでXが所選手が発表となり、会場はザワザワ
1Rずつ3分交代制のボクシングルール
来年2022年3月にキックボクシングからボクシングへ転向する予定の那須川天心選手の残り少ないうちの1大会という事もあり、ここからフジテレビ系列生中継へ!
1人ずつ元気な状態から3分間代わる代わる試合するのは、さすがの那須川天心選手も大変そうでしたね
大崎選手は機敏に当てにいこう食らいつこうとしているのがビリビリと伝わり、HIROYA選手はガードで守り一発決めるというのが伝わり、所選手はバックブローを何度か繰り出し華麗な動きでした
しかし、那須川天心選手は13kgも差があるHIROYA選手からダウンを奪ったり、所選手のバックブローは全て見切ったりと、やはり目と動きが凄すぎて…
攻撃をよける時無駄のないよけ方で、スロー再生で見てやっとこうなってたのか…と思う程の速さ……
さすがでした……
▶︎第10試合
朝倉未来選手vsクレベル・コイケ選手
メインという事もありもう東京ドームの熱気も最高潮に……
選手入場からどうなるの?え?どう??どうする???え???みたいなハラハラ感。
クレベル選手が入場で涙していたのも震えました
朝倉未来選手は足腰が強く打撃打撃打撃!!
クレベル選手は圧倒的な寝技で1本!!!!!
の、真逆のファイトスタイルでどちらが有利な方に持ち込めるかといった、試合運びも私の頭の中で想像がグルグル回り続けていました
そして朝倉未来選手は煽りの段階から"タップはしない"と公言しており、倒れる時は失神と。。
1R、クレベル選手が何度か挟み込んでグラウンドへ持ち込みましたが、朝倉未来選手の腰の強さで立ち上がり離れ際にクレベル選手に打撃を入れ、効いたか?と思いましたが、再度クレベル選手が組んで朝倉未来選手を持ち上げグラウンドへ、また立って打撃……とお互いの有利な方に引き込み合いでもうドキドキ
1R終わる直前にはクレベル選手が手をクイクイして来いよと煽り、朝倉未来選手がそれを見てニヤっと笑っていました興奮するワンシーン!!
2R、コーナーに朝倉未来選手を追い込んで肘。朝倉未来選手が逃れたかと思ったら、また足で挟み込んでコーナで三角締め……
あぁ……締まってる…でもタップしない…大丈夫かな…大丈夫かな……え…………体が起き上がってきたけど……え?…………
の、三角締めの失神1本でクレベル選手の勝利!!!!
東京ドームの大画面に映し出された、朝倉未来選手の失神は衝撃的すぎて今でも脳裏に焼き付いています。
録画したフジテレビでも見ましたがよく見ると唇もブルブル震えていたり……
本当に怖くて、意識が戻るのか心配で。
その後立ち上がり自らの足で歩いてリングから降りていましたが、格闘技は命懸けでみんな闘ってるんだなと改めて実感しました。
そしてこの日タイトルを制したサトシソウザ選手とクレベル選手は同門で、ボンサイ柔術の強さを東京ドームから知らしめていました
クレベル選手は14歳で日本に来て、メインイベントで夢を叶えてすごく嬉しいと言っていたのと、コロナでおじいさんが亡くなってしまったそうで、その事についても語っていました
ボンサイ柔術の絆はいつも感動します
今大会は東京ドームという大きい夢の舞台で様々なドラマを見させていただきました。
RIZINという大好きな格闘技の歴史的な大会でリングに立つ事が出来て、私の中の一生忘れられない宝物です。
ここまで導いてくれたファンのみんな、そしてRIZINの関係者の皆様ありがとうございました。
私自身RIZINガール2020としては、今大会が最後のラウンドガールかもしれません。
ですが、現在RIZINガール2021として継続をかけたオーディション中です。
朝倉未来選手が一夜明けアップした動画で、
「挑戦することって大事。俺は失敗したけど挑戦しないと失敗ってない。失敗して笑う人もいるけど認めてくれる人もいるし、やらない方がかっこ悪いと思うんで、夢に挑戦してもらいたいです」とおっしゃっていて、心打たれました。
本当にその通りで、自分から動かなかったらこのやりたかったRIZINガールは叶わなかったし、全力で頑張ったからそれを見て全力で応援してくれたみんながいる。
だからもう一度この夢に挑戦してきます。
また大好きなRIZINのリングに上がれるよう、精一杯最終面談頑張ってきます。
皆さまとまたRIZINで会えますように。
2021.6.13
RIZINガール2020オレンジ担当 五十川ちほ