季節の変わり目ですが、
皆様、かぜなど引いてませんか?
冬場は風邪がつきものですね。
体調管理が大切な時期です
股関節の痛みについて
今日おみえになった方は、
3ヶ月前に右の股関節が痛む
という症状からお越しになりました。
さて、股関節の痛みですが、
日々施術をさせて頂いておりますと
2つのタイプに分かれます。
①内転内旋タイプ
大腿骨=太ももが、内ねじれ。
変形性股関節症を引き起こしやすいタイプといえます。
内転内旋の度合いは、
人それぞれですので、股関節症の方も、現時点でそうでない方も含まれます。
股関節後方転位
つまり、臀筋を大腿骨が圧迫するので、
臀部(おしり)の痛みを併発しやすい。
治療期間は長くかかります。
もちろん、状態によって全く違いますが、
少し股関節に違和感がある、少し痛いかな
というくらいでも
1~3ヶ月ほどかかります。
急性ではなく、多くは、長年にわたり違和感や痛みを感じていた方が多いです。
放っておくと、股関節症へのリスクが高まりますので、
気付いた時点での、早めの対処が非常に重要です。
股関節症と診断された方も、
関節の角度を調整し、太ももの筋肉が内ねじれになってしまっているのを、屈伸等で正しく矯正できますので、非常に有効です。
②外転外旋タイプ
大腿骨=太ももが、外ねじれ
これも、その度合いはそれぞれですが、
このタイプもかなりの痛みを訴えられます。
歩けないほど痛いと言って来院された方もみえました。
こちらは、変形性股関節症に移行する可能性は低いタイプ。
①とは関節の状態が真逆です。
そして、治療期間が短くて即効果が出やすい。
急性の痛みである場合が多いと感じます。
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今日おみえになった方は、
「股関節が痛いんです」
と言われるので、
①内転内旋タイプ(内また)かと思いきや
お身体の立ち姿を見ると、
右の骨盤高位
右肩が下がり、
脊柱はSの字になっており、側わんの状態が顕著
同時に、
両肩が前へ倒れており、後弯(猫背)も進んでおられました。
動悸・息切れなども感じておられました。
これは、R型です。
右の股関節が極度に外転外旋しており、
右足を内転しても、可動域が制限されている状況でした。
つまり、右足だけ股関節がかたくなっています。
右足のねじれ、外ねじれが強度でした。
歩くと痛い。
ダイエットのため、
靴底がアーチになっている不安定な靴を履いたとき
路面がぬれていて、すべり、転倒してしまった。
それも2度ほどやってしまったそうで、
それから、特に悪くなってきたとのこと。
股関節への影響を考えると、
転ぶのは本当によくないことです!
でも、体調の悪いときほど、転びやすいものです。
この方、長くかかるかと思われましたが、
2度の通院施術によって
痛みが消失。
ご自分で、以下の3点に取り組みました。
①就寝時のひもしばり
②日常動作を守ること
③屈伸運動などで、身体矯正を続ける
すると、
体調によっては、若干の痛みが出たりしますが、
落ち着いており、
上記の自分で行う矯正についても、
そんなに真面目に(?)取り組まなくても、
良い状態が保てるようになっています。
現在は、3週間に1度、ご来院され、
継続して行っています。
「調子が良くなって、
いろいろと出歩いたり、遊びに行っちゃうのよ(^^)」
とお話してくださいます。
健康で痛みがなく、
楽しく生活できるのが一番ですね。