お友達から、
「母乳石けんが作りたい」
というリクエストいただきました。
素敵ですなあ
私は訳あって完全ミルクで息子を育てたので、母乳石けんを作ることができなくて。
それはとても残念だったけど、
お友達のお手伝いができるのはとてもうれしい
レシピはね、マルセイユ石けんにしようって決めてます。
(オリーブオイル・ココナツオイル・パームオイル)
シンプルなレシピの中に、
あまーいミルクをたっぷり。
いいな、いいな、
どんな素敵な石けんになるんだろう。
お友達には、
母乳を冷凍してとっておいてね、
とお願いしました。
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手作り石けんへの母乳の入れ方ですが、
苛性ソーダ水溶液を作るときに、
その中に母乳も一緒に入れて水溶液を作るやり方(先入れ)と、
石けんタネがある程度出来上がってから、そのタネの中に母乳を入れるやり方(後入れ)と、
やり方が2つあります。
【ここでおさらい】
石けんのできる仕組みの化学式
(超ざっくり)
油脂+苛性ソーダ水溶液
→石けん+グリセリン
好みもあるのですが、
私は後入れ派です。
そもそも、苛性ソーダ水溶液の中に、
水と苛性ソーダ以外のものを入れるのが好きではない。
苛性ソーダは強アルカリ性の劇物で、
水溶液が肌に付くと肌が溶けるほどの強力な薬品。
タンパク質を分解・変性させちゃうんですな。
その中に、例えば牛乳を入れると、
タンパク質が変性しまくってものすごい反応を起こします。
黄色くなって乳臭くなって。
それって、すでに牛乳の良さがどっかいっちゃってそうな。
今回、母乳を使うにあたって、
母乳という大切なものを、
苛性ソーダの力で変性させたくないな、と思うわけです。
だから、後入れ。
タネがほぼ出来上がってから、
大事に大事にぐるぐる混ぜます。
石けんのオプションの中には、
あえて先入れして、変性効果を狙うものもありますが、
ミルク系に関しては、後入れの方がいいかなあ、と思ってます。
石けんの作り方って、
最低限のルールはあるけど(危険回避のため)、
基本的には人それぞれ、自由です。
レシピも無限大、使うオプションもそれぞれ。
同じレシピでも、違う人が作るとまったく別のものができる不思議。
同じ人が作っても、全く同じものはできない、摩訶不思議。
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母乳石けん、今から楽しみだな