石けん交流会in名古屋・・・と塩入り石けんの謎 | 日々つれづれ

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はづきのアタマの中。

土曜日は、(ほぼ)恒例の石けん交流会in名古屋でした。

今回は3連休の初日だからか、参加者は少なめ・・・
ちょっと寂しかったけど、少人数な分、じっくり話ができましたよん。

私は昼夜通しで参加したのだけど、
昼夜それぞれ、初めてお会いする方がいました。

お昼の「はじめまして」さんは、なんと同い年、
しかも誕生日が2日違い、という偶然!
でも、とってもかわいらしい方で、同い年とは全然思えず・・・
やっぱ私って貫禄あるのかな(苦笑)

夜の「はじめまして」さんは、
なんと、実家が超近所であるという偶然!
しかも出身中学が同じだった!

いやあ、世間は狭い・・・(笑)



なんとなくなイメージで、
石けん文化は首都圏や山梨、大阪あたりが盛り上がってる気がするけど、
いやいや、名古屋も熱いですぜ!
意外にソーパーさんはたくさんいるのだ!
1人で作ってると、どうしても孤独な作業になりがちだけど、
交流会の場でいろいろな情報を交換すると、一気に世界が広がります。
私はまだまだビギナーソーパーなので、
先輩たちの意見はほんと参考になります。


今回盛り上がったお題は、「塩入り石けん」。
私は使ったことないのだけど、
みなさん「とっても使い心地がいい」と絶賛。

塩を入れると、脂肪酸ナトリウム(=石けん)とグリセリン(その他不純物など)が切り離されてしまう、という認識なのだけど、
(要は『塩析』)
なんで使い心地がいいんだろ?

というわけで、以下は私なりの見解。

塩を少量入れるとジェル化を防ぐ、と言われるけど、
それは、脂肪酸ナトリウムとグリセリンの結びつきが弱くなるから、だよね。
ちなみに、
ジェル化してる石けんは「結びつきが強い」から、しっかりと締まって溶け崩れにくい石けんになる。

塩入り石けんの泡立ちがいいのは、
塩析によって、石けんが析出して、
いわゆる「純石けん濃度」が高くなるからなのでは、と思ったりする。

だけど、完全な塩析ではないから、
塩も、グリセリンも、その他不純物も、
石けんと結びつきが弱まりつつも、そのまま中に残ってる。

お肌がつるつるになる感じがするのは、
中に残ったままの塩による美肌作用が働いてるのでは。


泡立ちがよくてお肌がつるつるになる、のなら、
確かに「使い心地がいい」というのはうなずける。


市販の石けんにも、塩を配合したものはたくさん売られてるけど、
それは大体、塩析によってグリセリンを取り除いて、その後に塩を入れている。
(ほとんどの市販石けんはそういう作り方)
「不純物のない純石けん素地」を使うのが、高品質とされてるからね。

せっかくのコールドプロセス石けんなのに、
あえてグリセリンをそのまま閉じ込める製法なのに、
そこに塩を入れちゃうのは、なんだかもったいないなあ~、なんて思ってしまう私は、
ごちゃごちゃ深く考えすぎなのかしら・・・

・・・あ、でも、「完全な塩析」じゃないから、
一応グリセリンも残ってるので、別にいいのか。うん。