休職してからというもの、
とにかく、暴飲暴食、寝たきり、の日々が続いたため、
体重も体脂肪もあっという間に増えてしまいました。
もともと大柄(168cm)なので、
そこまで太っているふうには見えないのですが、
まさに「脱いだらすごいんです」状態。
何が、って、セルライトが。
特に脚。
なんとか旦那を説得して、6月初めからエステに通ってました。
おかげさまで体重も5キロ減り、
それ以上にサイズがダウンしました。
誰が見ても「なんか縮んだよね」と言われるくらいには。
エステは3ヶ月契約なので、9月の初めに終了します。
ほんとは続けたいけど、金銭的余裕がないので、ここで打ち止め。
そう旦那とも約束していました。
そんな私に、あるものがスルリと入り込んできました。
それは『ダイエットサポート』会社。
自宅用のエステ機器を購入し、
それとサプリメントで、自宅でセルフエステ。
その経過を、会社のスタッフが、メールや電話で逐次チェック&サポートし、
目標の体重・サイズになるまで二人三脚でがんばる、というもの。
機器とサプリ以外のお金はかかりません。
例えば、1年で10キロ痩せる、という目標を立てたとして、
1年で10キロ痩せなかった場合でも、10キロ痩せるまで面倒見てくれるらしいです。
初めは、モニター募集の広告をネットで見て応募したのがきっかけでした。
けど、かかってきた電話の内容は、
「モニターには外れたけど、特別価格でサポートいたします」とのこと。
延々3時間も電話で話しました。
(向こうからかかってきてるから別にいいんだけど)
延々話をして、こっちが完全に乗り気になったところで、
金額を提示されました。
当然、私はびっくり。
だって、40万だったんだもの。
「それって、いま即決しないといけないんですか?」と訊くと、
「即決でお願いします」と。
「後からもう一度応募することはできないんですか?」と訊いても、
「一度断られた方はもう受け付けないんです」と。
怪しい。
でも痩せたい。
でも怪しい。
私は、旦那に隠れて何かをすることが絶対にイヤなので、
「旦那に相談したいので、時間をください」と言いました。
でも向こうは、
「相談したところで何か変わるの?
だって、はづきさん、痩せたいんでしょ?」
痩せたい。
でも、あまりにも強引。
「とりあえず明日まで待ってくれませんか」
私が散々ごねたので、
「じゃあ、月曜まで待ちます」と向こうが譲歩してくれました。
旦那が仕事から帰ってきて、それを言うと、
案の定、反対。
「そもそも、『即決しろ』ってあたりが怪しいじゃん」とのこと。
うん、その通り。
「今のエステ行くときに約束したでしょ?これ以上はお金遣わないって。
また働くようになって、お金貯めて、それからエステなり何なり行けばいいじゃん」
うん、そうだよね・・・
「そりゃ、向こうだって商売だから、いくらでも上手いこと言ってくるよ。
でもさ、そこで即決せずに保留に持ち込んだだけ、はづきは偉いよ。進歩したじゃん」
・・・そう、私はとにかく「浪費癖」&「人を信じやすい」人だったのです・・・
旦那と話をしたことで、冷静になれたので、
この件はなかったことにします。
考えてみれば、
一度も私と直接会うことなく、「ダイエットサポート」って、おかしいよね?
ただ、昔から大柄だった私は、
どんなときでも「女の子扱い」されることがなく、
大学のときもバイト先では男性並みの仕事を任され、
就職しても、「はづきさんって、なんか貫禄あるよねー」と、新人の頃から言われ、
飲み会では、ほんとはお酒弱いのに、
「がんがん飲めるでしょー?弱いフリなんかしても無駄だよ~」と、
目の前にピッチャー置かれたり、
かわいい同期と比べられては、
「○○さんと、はづきさんって、同期なんだよね?タイプ全然違うよね~」
とあちこちから言われ・・・
・・・とにかく、コンプレックスだったんです。
だから、痩せたかった。いや、痩せたい。
でもその気持ちに、うまくつけこまれてしまいました。
寸前で止めれたからよかったけど。
なんか、悲しいやら情けないやら、複雑な気持ちです。