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セルティックスのD・リバースHC、ヒートに照準を合わせる
ボストン・セルティックスのドック・リバースHCが現実主義者であることに、異論はないだろう。Action For Boston Community Development's Hoop DreamsのイベントでリバースHCは「来たるシーズンはマイアミ・ヒートに照準を合わせている」と話した。リバースHCが、ロサンゼルス・レイカーズをはじめとしたウェスタン・カンファレンス内での争いに気を揉むのではなく、現NBAチャンピオンであるヒートとの争いに照準を合わせるべきだとするのは、極めて現実的だ。
「正直に言って、レイカーズのことは気にしていない。ヒートに照準を合わせている。選手たちには毎日ヒートについて話すつもりだ。選手たちにはヒートを倒して欲しい。それが我々の目標になる」と、リバースHCはコメントした。
セルティックスは2012年のイースタン・カンファレンスファイナルで、ヒート相手に予想を上回る健闘を見せた。第7戦で敗退したとはいえ、レブロン・ジェイムス、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ率いるヒートに強烈なメッセージを突きつけたといえるだろう。
「セルティックス、シカゴ・ブルズ、インディアナ・ペイサーズのファンは聞きたくないかもしれないが、イーストのどこかがヒートを止めなければ、ヒートの黄金期は続くだろう。我々はそのど真ん中にいる」と、リバースHCは続けた。
セルティックスはケビン・ガーネットが健康体で復帰。レイジョン・ロンドとポール・ピアースはリベンジに燃える。昨シーズン全休したジェフ・グリーンも戻った。さらに、リーグで最も競争心あふれるベテランの1人で、2011年にはダラス・マーベリックスで優勝を経験したシャープシューター、ジェイソン・テリーが、ヒートに移籍したレイ・アレンに代わって入団。そして、ブランドン・バス、コートニー・リーら強力な控え陣もいる。
レイカーズには今シーズン解決しなくてはならないケミストリー（チームの和）の問題がある。コービー・ブライアント、スティーブ・ナッシュ、ドワイト・ハワード、パウ・ガソルをいかにダイナミックに働かせられるかは、マイク・ブラウンHCとスタッフの力量にかかっている。そして、レイカーズがそれ以上に気にかけなくてはならないのが、オクラホマシティ・サンダー、そしてサンアントニオ・スパーズといかに戦うかだ。
レイカーズ対セルティックスのファイナルは、常に最高のドラマを生むシリーズの1つとなる。だが両チームがファイナルに到達するためには、それぞれのカンファレンスで勝ち上がらなくてはならない。ビッグ3の一角、アレンが宿敵ヒートに移ったセルティックスは、ヒートにとって最大の壁になるべく、周到なプランを立てている。
