<「品川パシフィックホテル1」の続きです。>
シャワーから出てくると、
部屋の照明は落とされていた。
ベッドの上に仰向けになった
わたしの顔を覗き込んで、彼が聞く。
「本当にいいの?」
「うん」
「いいか。もう21だし」
照れ笑いしながら、そう言った彼。
彼にとってはおそらく、
照れ隠しの上での発言だったのだろう。
でもわたしは、そのひとことに
少しムッとした。
初体験に年齢は関係ない。
もう○歳だから、とか、まだ○歳だからとか、
そういうことじゃない。
自分の行動にきちんと
責任が持てるようになったとき。
「この人となら」と思った人と
出逢えたとき。
わたしには、そのときが
今、訪れたというだけのこと。
(続く)
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