「タカ派」、酷いと「ネトウヨ」「軍国主義者」レッテルが貼られてしまいます。
だけどあえて私は第九条改憲に賛成したいと思っています。
確かに話し合いで解決できる外交というのが理想です。
戦争なんてない世の中が良いに決まってます。
実際問題そうもいってられないこともあるんです。
日本は中国に侵略されそうで・・・・・・・
なんて書き始めると「ネトウヨかよ。読む価値無し。」
と言われかねないのですが、少なくとも中国は沖縄を飲み込もうとする意思は確実にあるようです。
8月14日の人民日報を見て下さい。
中国最大の新聞、人民日報は中国共産党の機関紙で共産党の考えや方針がそのまま記事に出ることは有名です。
http://j.people.com.cn/94474/7889379.html
リンクは人民日報です。ぜひ全文に目を通して見て下さい。
尖閣諸島問題がかなりアツくなっている時期の人民日報で、タイトル「釣魚島が日本のものではない4つの理由」の通りに中国が尖閣諸島を領有する根拠を述べたものとなっています。
第一、第二と理由が続き、第三の理由。ここが私がここで触れたいところなのです。
第3に琉球諸島は日本に属さない。琉球はかつて中国の藩属国だったのだ。琉球諸島は紀元1372年から中国の明朝に朝貢を始めた。国王は明朝の冊封を受け、官民は実に頻繁に明朝と往来していた。1879年に日本が出兵し、占領するまで琉球王国はずっと中国の朝廷に直属する独立王国であり、その国民の大部分は福建省、浙江省、台湾沿海地区の住民であり、祖国大陸と血筋が相連なるのみならず、言語も文字もみな中国語であり、法制や制度も大陸の朝廷と完全に一致していたのだ。1945年に日本が敗戦し、琉球も日本から脱して自主性を回復した。中米国交樹立が視界に入った1971年、米国は中国が琉球の主権を回復した後に軍事基地の足場を失うことを恐れ、琉球の施政権(決して主権ではないことに注意)を日本に引き渡した。米国の決定を覆す力のない琉球の民衆数万人は広場に集まって号泣し、日本の侵略者を追い払うことを誓った。それから数十年の間彼らは日本を駆逐して独立を勝ち取るための闘争を止めたことはない。2006年3月の琉球全民投票では、75%の民衆が独立して中国との自主的往来を回復する事を要求した。残る25%は日本人の血筋なので独立こそ要求しなかったが、自治には賛成した。日本はやはり釣魚島問題で中国を相手にむきになってはならない。琉球が日本のものかどうかもさえもが問題になるのだ。
読んでもらった方が早いと思ったのでまるまるコピペしました。
事実と全く反することをあげつらい「沖縄は日本のものではない。」
と述べた中国。
「独立を勝ち取る為の闘争」って聞いたことねぇよ
とか
中国系が75%もいるのにどうして沖縄で日本語が通じるんだよ
とか
突っ込みどころは盛りだくさんですが・・・・・・・。
そしてこれは中国の戦力展開の目標ラインの「第一、第二列島線」です
![$はああああああああああああ](https://stat.ameba.jp/user_images/20121218/23/iskaiware/1c/b4/j/t02000230_0200023012336298400.jpg?caw=800)
読売新聞より引用
実際、中国は南シナ海で第一列島線内の他国領を続々と手に収めています。
この行動の一環が尖閣諸島問題なのです。
現在のところ工程からは遅れていますが「2050年までに第二列島線に進出」が中国の目標です。
堂々と小笠原諸島まで進出するのを宣言している訳なんですよ。中国は。
安倍総裁が報道番組内で述べた
『もし(自衛隊員が)捕虜になった時、ジュネーブ条約上なら捕虜として軍としてちゃんと待遇される。そうでなければただの殺人者だから。』
だから憲法でしっかりと自衛隊を軍として法的に位置づけて、ジュネーブ条約に批准しましょう。
というのが主張なのです。
これに対してのネットでは
「安倍は戦争を起こす気なんだな」
と言った声を見かけました。
それは認識が違います。
こちらから戦争を起こす気がなくても、十年、二十年、三十年経てば向こうから起こしてくる可能性があるから、それに備えましょうということなのです。
自衛隊の法的根拠の位置づけせず、既に宣言されている侵略への備えもしない。
私はこちらの方が大問題のように思います。
そして中国の軍事力は日本のそれに比べると桁違いに巨大です。
そこで日米同盟、さらに言うならば憲法改正により集団的自衛権を保証し、中国からの侵略、そして北朝鮮の暴発を防がなくてはならないわけです。
重ねて言いますが、私は戦争なんてまっぴら御免ですし、起こさない方法があるならばそれに最後までしがみつくべきだと思います。
しかし来るものへの備えをしないのは違います。
来るものへの備えをしないでおこう、棚上げにしておこう、というのは「津波が来る」と言われて備えをしていなかった原発と同じです。
もちろん将来的に超タカ派の人間が政権を握った時にどうなるのか、
そういう不安もあります。
ただ、迫っていると分かっている危機から目を背けていては、先にあるのは亡国です。
以上から私は憲法第九条改正に賛成します。