チャネリングは、その技術よりも感性がものを言うかもしれない。

だから、ちょっとしたメッセージをもらおうと思うなら
エネルギーの感じやすさを持つ人なら誰でも、
手軽にできることといえるだろう。

誰にでもひらめき、という形でのメッセージはいつも降りていると思う。

自分だけでそれを大事にしていくなら、何も問題はない。
たとえそれが、エゴに満ちた自分本位の受け取り方だったとしても、
誰も文句は言わない。


それでも、きちんとチャネリングを学んでみたいと思う方たちもいる。


こんな激動の時代を予想していたかのように、
時代の中での光となるべく、高い次元からのメッセージを伝えようと
文字通り高い志で、扉をたたいてくださる方も多い。

たとえまったくの興味本位の方がいたとしても、レッスンの内容は同じだ。

自分のエネルギーに向き合い、高次のエネルギーにより多くコンタクトできるように
エネルギーを整えていく。

その作業は、時に深い感動に包まれもするが、
たいていは、見たくはなかった自分の側面と対面することが多い。

それだけに、扉をたたいてくださる方は、すでにある程度の意識レベルにあり、
自己変容の準備ができているといえる。

無自覚の眠った自分のままで、高次のエネルギーに接することは難しい。
たとえできたとしても、
それはもはやマスターや女神といった高次の存在の
宝石のようなメッセージを、
凍り付いて固まったままのエネルギーのブロックが、
邪魔したままの、自己満足的なメッセージに過ぎなくさせてしまう。


今回の彼女は、別にチャネリングを仕事にしようとしているわけではない。
最も強い動機は、亡きだんな様とのコンタクトだ。

でもそれは、彼女の顕在意識での動機だ。

この時期の、彼女にとってのレッスンの意味は、
間違いなく彼女の自己変容であり、新たな人生へと踏み出すきっかけをつかむことだった。


何度も辛抱強く自分のエネルギーに向き合い、
本来の美しいエネルギーが開花され始めた彼女に
ハイヤーセルフからのたくさんのメッセージが降りてきた。

現在休職している職場に復帰するため、
彼女には様々な不安があった。

それに関するこまごまとした質問に、
ハイヤーセルフは、深い愛を持って応えてくれた。


実家にとどまっている期間。
体調に関すること。
職場に復帰してからのこと。
そして、

人生の目的について。


特にこの、
人生の目的についてのメッセージは、
聞いている私も深い感銘を受けた。

普通ではない経験をしなくてはならなかった彼女への、
高次の自己からの、美しく高い視点と愛に満ちたメッセージだ。



ー 彼女の人生の目的について -

それは、人との関わり。
良い人たちとのかかわりばかりでなく、
いやなこと、大変なことを自分の力にして
いかに自分の人生に生かすか。

自分の経験を、いかに人に温かなものとして伝えられるか。

自分に起こる嫌なこと、大変なことは、自分だけのために起きてはいない。
そのことをどう生かすかで、それからのことが変わってくる。

自分に起こることを、自分ひとりで受け止めなくていい。
様々なことが起こっても、その体験が他の人たちの助けになることもある。
だから生きる価値がある。
(だんな様が亡くなって、もう生きる意味がないと感じていた彼女へのメッセージ)



つづく