懐かしいというかなんというか。
当たり前のことだが、国家試験に合格しないと医師にはなれない。
落ちればただの学生だ。
医師国家試験の合格率は、意外に東大は90%ラインぎりぎりでトップではなく、防衛医科大学がほぼ100%でダントツ1位。ついで自治医科大学。他の国立大学もだいたい90%前後。
帝京大学の医学部は例年60%くらいで最下位に張りついている。
まあ、医師の国家試験なんて、こんなもんで、実は東大と帝京大では1.5倍くらいしか合格率に開きは無い。
受験ではとんでもないほど医学部で差があるけどね。
実は、この合格率にはマジックがある。
成績の悪い、つまり合格しそうにない学生には大学側が受験させないのだ。
つまり帝京大学の場合、最下位も60%台となっているが、これは大学に受験を許可された医学部生が受験した結果での数字であるため、許可されなかった最終学年生を母数とすると30%台とも40%とも言われている。
ここ10年ほど受験者数が8800人くらいで、合格者数が7800人、合格率90%という状況に変化が無いのは、医学部というのは新設する大学が無いためだと思われる。あの早稲田大学も医学部を作るといったっきり、もう20年以上経つのではないだろうか。
まあ、法曹が少ないと言って、司法試験の合格者数を増やした結果、今では職に就けない弁護士が溢れている状況を考えると、医師の世界は均衡を保っているといえる。
2017年に新しい専門医制度が導入されるようになるらしいが、かなりアメリカに倣った制度になるらしい。
日本は一回の医師国家試験で医師になれるが、アメリカでは3回国家試験があり、2度目の試験を通過しないと医師にはなれない。さらに高度医療を行うためには3回目の試験に合格しなければならない。
医療は高度に専門分化が進んでいる。日本もいずれ試験制度自体が改められるかもしれない。
