皆さんこんばんは

昨日の決勝では立川さんからバトンをもらってから、コース上で

シケインで17号車→ストレートで14号車→スプーンで8号車→ダンロップで23号車と、次々にオーバーテイクすることができて

ハイペースでトップの16号車に追いついたので、その後の展開が悔やまれます

運だけのせいにするべきじゃないし、自分ももっと積極的に早めのピットをチームに要望するべきだったし、ボトミングからのレース後半のタイヤカスが溜まった場所でのコースアウトも読みが甘かったと思うし、、、反省点の残るレースでした

前回の富士、今回の鈴鹿と、速さと自信は取り戻してますので取り返します

そして決勝直前のウォームアップ走行でコースイン出来ず一切走れなかったことで、またか！と驚かれた方も多かったと思います

いったい何が起きてるんだと、、、気になりますよね

それまで何も異常がなかったのに突然センサーの値がおかしいことが走行前に見つかり、急遽交換することになったんです

走行直前に騒然となるピット内

我々TGRチームはTRDの強力なバックアップによって走れていますし、前回富士のトラブルの後もTRDの皆さんがセンサー類を試験したり分析したり管理方法を徹底したりバックアップの準備をしたり

とにかくもうトラブルを出さないための準備を入念に行ってくれて、各チームと情報共有しながら鈴鹿大会に臨んでいます

それがあったからウォームアップ走行が走れなかった程度で済んだとも言えます

準備管理していても新品のセンサーがいきなり壊れたりすることもあるし、レースでもセンサー系のトラブルでリタイアしたと思われる車もいますよね

現代のレーシングカーにはたくさんのセンサーが使われていて、その値がおかしいと判断された場合安全のためにシャットダウンするようなプログラムが複雑にされています

自分は過去にフォーミュラニッポンでスロットルが全開から閉じなくなり200km以上で加速しながらクラッシュした経験があるので、その安全性優先プログラムは何よりも大事だと思っています

ただ、単純なセンサーが壊れないようにって凄く難しい話ですよね

機械部品のことであればメカニックさんたちが毎回バラバラにして細かくチェックしたり、走行距離で管理して新品に交換していきますが、センサーは走行距離や時間と関係なく壊れることもあるし、目で見ても分からないところが厄介です

でも必ずトラブルから学びはあるはずですし、どうやったら確率を減らせるか、トラブルが起きた時のバックアップの方法など、チームやTRDの皆さんにそこはお任せして

自分は自分で、もっと速く走るために何をしたらいいのか考えて準備します

今週末はモビリティリゾートもてぎでスーパー耐久のレースです🙋‍♂️

木曜日からルーキーレーシングの水素カローラで走りますので、応援よろしくお願いします！

トラブルの裏側