1999年5月18日 PEP-Rより (4歳11ヶ月)
発達障害児教育診断検査
「こんな母親になりたい。」と思うようになった今の私を、2年半前、トモニ療育センターの外来セッションで、子どもが泣くのを見ておろおろして、一緒に泣き出しそうだった私からは、想像できないだろう。これもすべてトモニ療育センターの河島先生、高橋先生に鍛えていただいているおかげだ。
先生方が障害児の母親を教育するというシステムを取ってくださった事に心から感謝している。
このPEP-Rを受けた翌日、保育園の担任の先生へも、当日の様子をお知らせしたところ、「今は何をする時なのかわかっていながら知らんぷりする時や、“今は待つ時”とわかっていて、わざと人の反応を見て行動している時が、園でもありました。今後は気をつけて相手の指示に合わせて行動する力をつけられる様に関わっていこうと思います。」と言ってくださった。
Ⅲ テーマを持つ
に続きます。
私が仕事をしている間に、妻はこんなに息子を観察して対策を考えて、そして園の教育方針にも反映してもらう。等、
今になって思えば、私は楽をさせてもらっていました。
それまで「泣くようなことや、嫌がることは避け、しっかり遊んであげなさい。声掛けしてあげなさい。」と専門家といわれる方たちの指導通りに、腫れ物に触るような子育てを2年半していました。
それから2年半、河島先生のご指導通り、泣いても暴れても、やるべきことはやらせてきました。その結果、妻の記録にあるように、たくましくなりました。
「こんな母親になりたい。」と本人がイメージしていた通りの、いやそれ以上の母親へと成長しました。