石川和男です。
スペシャリストと言っても、誰もができる事でもいいのですが
皆さん出来るのでニッチなことでスペシャリストになるしかありません。
そこで目を付けたのがテプラ。
キーボードに入力すると印刷された文字が、シールになって出てくる単純な事務機器です。
このテプラのマニュアルを隅から隅まで読みこなし、サイズや色、動物キャラの印字まで全て把握しました。
そのことによって、テプラについての質問が、総務部を中心に各部署から来るようになりました。
人は任せられる部下がいたら、やらなくなるものです。
今まで出来た最低限の機能も使えなくなってしまった先輩たちはテプラについて、その一切を私に任せるようになりました。
そうすると不思議なもので、いつか頼らなければならないことがある後輩に対しては怒れないものです。
ほんの少しのスペシャリスト体験が、職場をほんの少し居心地の良いところに変えてくれました。
その後、札幌市にある本社から各支店を結ぶ会計のネットワークを構築するという話が持ち上がりました。
テプラのスペシャリスト体験で味を占めていた自分です。
これはチャンスだと思い
「ネットワークの構築は全て自分がやりますよ」と立候補しました。
ただでさえ忙しいのにと面倒なことをしたくない先輩たちは、快く任せてくれました。
得意先、取引先、現場名、振込銀行名の登録の仕方から、入金、出金、振替伝票の入力まで、全て一人で覚えました。
15歳以上も歳の離れた先輩たちは、最終的には自分に頼まないと入力業務ができません。
テレビアニメに出てくるのび太に意地悪するジャイアンから、映画に出てくる優しいジャイアンのように。
先輩たちは気を使ってくれるようになりました。
何でも良いのです。
職場でスペシャリストになってみて下さい。
段取り、達筆、飲み会の手配、パソコン、ネット、フェイスブック・・・何かに秀でているとその分野に対しては頼られます。頼る相手は、次回もあるから気を使います。
自分の場合はテプラそして会計のネットワーク構築というスペシャリスト体験が退職するまでの間、随分と居心地の良い職場へと変えてくれたのです。
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石川和男