こだわりとプロ意識は違うわよね。


昔ね、とある眼鏡屋さんに行ったのよ。

(ほぉ)


店主が個人経営してて、こだわりのセレクトメガネを販売しているお店なんだって。

(うんうん)


確かにこだわりが強いというか、正直接客が強引すぎて帰りたかったんだけど、気になるメガネがあったのよ。


そのメガネを買ったのよ。

それでね、丁番のところを黒からゴールドに変えたくて、9000円別途払って取り寄せてもらったのよ。

(おぉ、結構かかるな)


問題はそこから!

丁番が届いて、交換に行ったのよ。

店主はメガネを預かって、丁番の交換作業。

(まぁここまでは普通だな)


そしたらね、奥から「あれ?」「おかしいな」とか呟く声が聞こえるのよ。


しばらくして出てきて、フィッティングしたんだけど、店主が「何か気になるところありますか?」ってなんか言いにくそうに言うからよくよくみたら、丁番のネジが一本だけ違うネジなのよ!

(えー!?)


で、「ここ、違いますよね」って言ったら店主が「あ、分かりますか。よく見てますね」なんて言うのよ!

(なんだその店主w


どうやらネジを1本落としたらしくて、見つからないから別のネジをはめたらしいのよ。

(自分の非を認めないタイプ?)


それであらためてネジを取り寄せてもらって交換は無事に済んだんだけど、もう二度とその店に行かないと決めたわね。

(そりゃそうだな)


そこにしか扱ってないブランドもあるから行きたい気持ちはあるんだけど、自分のことを頑固親父と自称していながらネジ一本誤魔化すプロ意識のなさ、私はがっかりしたわ。

(どこが頑固なのやらw


こだわりはあっていいんだけど、仕事って相手がいるものじゃない?

その相手の期待に100%応えるのがプロ意識だと思うのよ。

(「プロフェッショナルとは?」って、とある番組でよく言われるよなw


相手のニーズに応えつつ、確かな技術と知識でさらによりよいものを提供していく。

私はそんなプロでいたいわ。

(そのお店がまだ続いてるのが奇跡だなw