冬から春にかけて約80%の方が、何らかの
体調不良を訴えるそうです。
◆肩こり・腰痛が悪化⁉
冬の体は寒さから身を守るために、筋肉
が収縮し、関節も硬くなりがちです。
春に近づくにつれて、気温が上がってくると
筋肉の緊張は緩み、体の中で春を迎える
準備が始まります。
しかしながら、冬に溜まった老廃物が
春の暖かさを迎えても、うまく流れず
結果的に肩こりや腰痛のような慢性症状
が悪化してしまうことがあります。
しかも春先は、気温や気圧の変動が激しく、
自律神経が乱れがちになります。
自律神経が乱れてしまうと、小さな外部
環境の変化にも体は影響され、さらに悪化
してしまうのです。
◆うつ症状が急増
春になるとうつ症状が出やすくなります。
これは、進学・就職・転勤など、新たな
環境に触れる方が多く、新しい人間関係
も生まれてきます。
この大きく変わっていく環境に心と体が
慣れず、知らず知らずのうちに心が疲れて
いくというのが大きな原因です。
また、春先は暖かい日や寒い日が不規則
に訪れます。
まだ気温が安定しない時期なので、こういった
気温の変化は自律神経に大きなダメージを
与えます。
自律神経が乱れてくると、心も体もうまく
休息がとれず、常に緊張状態になってしまいます。
緊張状態が続くと、体調不良や意欲の減退、
イライラを引き起こし、結果的にうつ症状
に発展、悪化してしまうのです。
◆実は多い春の冷え症
春に向かうにつれて、気温はポカポカと
暖かくなり、日照時間が長くなり、
少しずつ薄着になっていくのですが、
そんな気温の中でもつま先や手足などの
末端が冷えるという方が少なくありません。
春の冷えは、末端に寒さを感じても、
コートやブーツを着づらくなり、
うまく冷えが解消できずに冷え対策が
難しい季節になります。
これは冬の間に運動不足となった方が
多くみられる症状です。
冬の寒さによって、どうしても活動量が
減ります。
そうなると、筋肉量は落ち、体内の熱産生
が少なくなってしまい、冷え症につながる
のです。
暖かい日にはなるべく外出して、体を少し
でも動かすようにしましょう。
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