◆長時間、同じ姿勢で行うデスクワークは
ストレスの原因
コロナ禍でリモートワークが普及し始め
以前に比べ、長時間イスに座りっぱなしの方が
増えたのではないでしょうか。
パソコン作業時の姿勢は猫背になり、
姿勢が悪いと体に不調が現われます。
【姿勢が悪いことでのデメリット】
①自律神経のバランスが乱れる
姿勢が悪いと息を吸う時に横隔膜や肋骨を
うまく動かせず、十分な空気を体内に入れる
ことができません。
そのため、呼吸が浅くなり交感神経が優位な
状態が続きます。
身体は緊張状態になり、呼吸が浅いことで
血液の流れが悪くなると、疲れやすく動きにくい
身体になってしまいます。
②肩こりや腰痛を伴う
姿勢の悪さから筋肉や関節に緊張が伴います。
余計な負担を与えることで肩こりや腰痛を
引き起こすことがあります。
③代謝が下がり太りやすい
猫背の姿勢は骨盤や内臓の位置がずれて負担が
かかりやすくなります。
負担がかかり過ぎると内臓が正常な働きを
妨げるようになり、消化吸収がうまくできなく
なるのです。
そうすると代謝が悪くなり身体が痩せにくい
状態になります。
④光を身体に取り込みにくくなる
うつむいて前かがみになっている状態は
悪い姿勢に当てはまります。
この姿勢では目から入る光をうまく取り込み
づらくなります。
光は私たちの精神状態に大きな影響を与えます。
そのため、うつ病の人が日光浴をすすめられる
は、リズムを整え、セロトニンやメラトニンの
生成に良い影響を与えるからです。
うつ病の中に「季節性情動障害」という疾患が
あり、これは別名「冬季うつ病」とよばれて
います。
毎年冬になると日照時間が低下して、十分な光を
浴びれていないために抑うつ症状が出現するのが
この疾患です。
【自律神経の乱れで起こる代表的な不調】
◆頭痛
頭痛には原因となっている病気がある頭痛
と、原因の病気が分からない頭痛があります。
今回は病院などで検査をしたが、原因が
分からないというのが前提になるので、
後者の頭痛になります。
その中でも最も多いのは緊張性頭痛、
次に偏頭痛です。
これらは、日常的に繰り返し起こる
慢性頭痛になります。
日本人の約4割が経験していると言われています。
原因の多くは肩や首の筋肉が張り、
血行が悪くなることで起きることが多いです。
また、気圧の変化でも起こる症状です。
◆肩こりの原因も自律神経の乱れ
肩こりや首こりは筋肉の血流が悪くなり、
ギュッと締まって縮まることで発生します。
自律神経の乱れはこの血流が悪くなる
大きな要因の一つです。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、
このバランスが乱れ、交感神経が優位になると
血管や神経が緊張状態になり血流が悪くなります。
交感神経が優位になるということは、
多くのストレスが関係してきます。
精神的なストレスでいうと、イライラ
したりすると攻撃的な状態になります。
【石井整骨院のHP】