「自律神経失調症」についての続きになります。
 
 
◆自律神経が狂うとどうなる?
 
交感神経と副交感神経の働きは
正反対の働きをしますが、
どちらも大切な働きをします。
 
片方だけをとめてしまうわけにはいきません。
 
大切なことは両方の神経がバランス良く
働くことです。
 
睡眠を例にしましょう。
 
交感神経が働くと目が覚めますが
副交感神経が働くと眠くなります
 
不眠症の方からすると薬で副交感神経を
もっと働かせば良いと思うかもしれませんが
副交感神経が働き過ぎると、
心拍数も上がりませんし、
血圧も低下したままになります。
 
もちろん、日中も眠たくなるので日常生活を
普通に送るには不都合になります。
 
自律神経の問題が薬で解消しない原因が
ここにあります。
 
 
◆放おっておくとどうなる?
 
有名な病気の1つが「自律神経失調症」です。
 
自律神経失調症は、特別に問題のある臓器や
器官はないのに体調が悪い。
 
具体的には、動悸・息切れ・めまい・頭痛
貧血・食欲低下・倦怠感・イライラ・強度の便秘
繰り返す下痢・不眠・突然の発汗・うつなどの
症状があらわれます。
 
これらの症状は自律神経と密接に関わっている
ために放おっておくと段々と悪化して、
初めは1つの症状であったものが、
複数の症状となり1つ1つの症状も
より深刻な状態へと悪化していきます。
 
 
◆自律神経の不調と心の問題
 
「ちょっとしたことでイライラしたり、
怒りっぽい」ということはありませんか?
 
実はイライラ感や怒りっぽさは
肝臓にストレスが溜まっているサイン
かもしれません。
 
「すごく嬉しい時、興奮してなかなか
寝付けない」ことはありませんか?
 
それは興奮したことが心臓にストレスを与え
不眠になっているかもしれません。
 
悲しいことが起こると「息が止まるほど」
という表現をしたり、息苦しくなりませんか?
 
悲しみなどのストレスは肺の機能を低下させ、
咳や風邪の症状を引き起こすかもしれません。
 
実はこれは東洋医学の考え方です。
 
昔から感情のストレスは、
内臓などに影響を及ぼすことが
考えられてきているのです。
 
自律神経はこのように心の緊張感などの
ストレスとも密接に関わりを持っているので
「心の病気」を疑われますが、
内臓のストレスが心の緊張感を持っているように
見えることもあるのです。
 
 
 
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