今回は足底筋膜炎(土踏まずの痛み)について
ご紹介します。
 
 
◆足底筋膜炎になる理由
 
①足の裏の筋肉が硬い
 
足底筋膜炎になりやすいスポーツは
 
・陸上やサッカーなど長時間足を使う競技
 
・剣道などの強い踏み込みを行う競技
 
・テニスなどのスタート&ストップの動作を
繰り返す競技など
 
この繰り返し足に衝撃を与えることで
足の裏の筋肉が硬くなってしまうのです。
 
足裏の柔軟性が低下すると、
歩行での蹴り出しで足底筋膜に
強いストレスが加わります。
 
これが繰り返されると親指の付け根や
踵の筋膜の付着部に炎症がでるようになります。
 
 
 
②足のアーチが崩れてしまっている
 
 
 
足には歩行時の衝撃や負荷を分散させるために
3つのアーチを持っています。
 
これらのアーチの構成が崩れることで
足底筋膜に余分な負荷がかかり
足底筋膜の付着部である踵に
痛みがでるようになります。
 
アーチが崩れる原因は筋力の低下や疲労、
歩き方など様々です。
 
現代人は歩くことが少なくなっています。
 
これが筋力の低下を招いていると考えられます。
 
また、ハイヒールを代表とするファション性の
高い靴やスリッパが普及することで
足の形に合わない靴やバランスの悪い歩き方を
する靴が増えていることも原因の一つです。
 
 
③アキレス腱の強い緊張
 
アキレス腱の強い緊張は正しい歩行・走行が
出来なくなるため、重要な要素となります。
 
ふくらはぎから足首、
特にアキレス腱の緊張が強いと
足首の柔軟性がなくなり、
歩行する時にうまく踵から地面に
着地することができません。
 
そのため、踵は不自然な着地を繰り返し、
それが「滑液包(かつえきほう)」という
クッションの役割をする袋に
過剰な刺激を加えることになります。
 
 
 
 
 
 
④自律神経による内臓疲労が身体の歪みを
作っている
 
以外に思うかもしれませんが
内臓の疲労は足底筋膜炎に
大きな影響を与えます。
 
以前、美容師で立ち仕事が多い
女性の方の話しです。
 
足の裏が痛くて整形外科に通院していたの
ですが、足を着くのが痛いということで
来院されました。
 
初検時、足の裏の炎症もありましたが、
それよりもお尻と股関節の硬さ、
内臓は腎臓の疲労がありました。
 
調整後、痛みが半減しました。
 
初回ですべての痛みが消えたわけでは
ありませんが、3回ほどで歩行時の
痛みは改善しました。
 
全身の働きを考えて施術することで
人間本来持っている回復力を引き出す
ことができる症例でした。
 
 
 
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