2022年3月、アメリカの研究チームが面白い発表をしました
何と、ティラノサウルスには3種類いたというのです
ティラノサウルスは白亜紀の北米にいた恐竜で、正式な学名はティラノサウルス・レックス
全長は約13mで名前のティラノサウルスはラテン語で「暴君トカゲ」、レックスは「王」を意味します
アメリカの研究チームは、今回、T・レックスの中には、
ティラノサウルス・インペラトル、ティラノサウルス・レジーナという別種が含まれると発表したのです
ラテン語でインペラトルは『皇帝』、レジーナは『女王』の意味です
研究チームはティラノサウルスの化石37体の骨の太さや長さ、下あごの歯を分析しました
すると、大腿骨が頑丈なタイプと、華奢なタイプに分けられたそうです
更に、ティラノサウルスの幼体の骨にもタイプの違いが見つかったようで、
アロサウルスなど別の肉食恐竜とも比べたところ、
骨の違いは、成長段階や性別による個体差では説明できないものなので、別種だと考えられるという発表をしました
さらに、化石が発掘された地層の年代についても調査されました
すると、古い地層からはが頑丈なタイプしか見つからなからず、
新しい地層からは頑丈だけでなく、華奢なタイプの化石も見つかったというのです
そこで、古い地層だけで見つかった頑丈なタイプをティラノサウルス・インペラトル、
新しい地層の華奢なタイプをティラノサウルス・レジーナと分類しました
そしてティラノサウルス・レックスが発掘されたのは新しい地層で、
頑丈な大腿骨を持つが、前歯の数がティラノサウルス・インペラトルとは異なる特徴があるということがわかりました
しかし、この研究発表に関しては多くの研究者が疑問に思っているそうです。
理由としては
『大型恐竜では、子どもから大人まで大きさや形に変化の幅が大きく、小型恐竜に比べると、同じ種の中でも個体による違いが出やすいと考えられる』からだそうです
残念ながらDNAなどの情報がないので、現段階ではこの説が正しいのか証明が難しいようです
もう少し研究がすすめば、詳しいことがわかるかもしれません
その日が楽しみですね
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