大正12年(1923年)9月1日 11時58分32秒に推定マグニチュード7.9(震度6相当)の地震が南関東を襲いました。

 

この時発生した関東大地震によって南関東および隣接地で大きな被害をもたらし、地震災害死者・行方不明者は推定10万5,000人といわれ、明治以降の日本の地震被害としては最大規模の被害でした。

 

そして昭和35年(1960年)に地震や台風、高潮、津波などの災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備するために9月1日を防災の日とすることが内閣の閣議了解により制定されました。

 

 

制定された理由には「関東大震災」があったこと、もう一つに「二百十日」という厄日にあたるからと言われています。「二百十日」は、暦の雑節の一つで、立春から数えて210日目の日、つまり太陽暦では9月1日頃がは台風が来襲する厄日とされていました。

 

現に、今現在も沖縄のほうで大きな台風が発生していますし、『防災の日』制定の前年である昭和34年(1959年)年9月には、5,000人を超える死者・行方不明者を出した『伊勢湾台風』が襲来しています。

 

昔の人は経験から注意すべきことを暦などで残していたんですね。

 

この機会に家族と防災について話をしてみてはいかがでしょうか?