皆様おはようございます。

 

昔のそろばん教育 大正時代編です。

 

明治時代までは、五珠2個一珠5個のそろばんが使われていましたが、

 

大正時代には、五珠1個、一珠5個のそろばんが主に使われるようになりました。

 

また、そろばんのはじき方も変わり、それまでは人差し指のみを使用する一指法が主流でしたが、

 

この時代には、親指と人差し指を使用する二指法が主流になりました。

 

現代でも、この二指法が一般的です。

 

また、文部省固定教科書では「かけ算九九」が、現代と同じ「総九九」となりました。

 

それまでは、「半九九」が主流でした。

 

この「半九九」は以前、開平・開立の時に紹介した数が半分になるものとは違います。

 

「総九九」は1❌1~9❌9の81個

 

そして、この81個のなかには、2❌3=6、3❌2=6と、同じ答えになるものがいくつもあります。

 

「半九九」1の段は9個のままで、2の段からは、答えが同じものを順々にのぞき、9の段は9❌9の1個のみとなり、

 

全部で45個の計算になります。

 

半九九または制限九九といいます。

 

小学生の時、九九を覚えるのに苦労した方も多かったと思いますが、

 

今もこの半九九が主流なら覚えるのが少なくすみましたね。

 

大正時代には、そろばんも教育も現在に近いものになりました。

 

 

 

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