皆様おはようございます。
くろ江です。
本日は、先日書いた記事の続きで、
日本と中国のそろばん教育についてお話していきますね。
今日は試験についてです。
- 最高位の級や段の問題はどのようなものですか?
日本/全国珠算教育連盟主催の検定では、最高位は10段です。
各種目7分で30題を解き、点数によって合格段位が決まります。
種目はかけ算・わり算・見取り算・伝票・開法・暗算・応用計算があります。
伝票・開法・暗算・応用計算は選択制で、検定試験の時は4種目のうち
点数のいい3種目を選んで合格の可否が決定します。
全種目80点で準初段、最高位の10段は各種目280点以上の点数が必要です。
問題の内容を一部紹介しますと、
かけ算/3~5桁×6~7桁で、小数と整数の問題の混を30題
例:4,047,653×4.0089
わり算/8桁~11÷3~6桁で、小数と整数の問題の混を30題
例:60,008.55369÷0.92972
日本は、珠算の団体が複数あるので、各団体により、試験時間や問題の内容に違いがあります。
練習のテキストを購入の際は、自分の受験する検定試験に対応しているものかよく確認してくださいね。
中国/中国では、級のみで段はありません。級には、普通級と能手級の2種類があります。
最高位の級は能手1級です。普通級に合格しないと、能手級を受験することは出来ません。
能手1級のレベルは各種目5分で、
かけ算:4桁×4桁、5桁×5桁、6桁×4桁の混で20題
わり算:8桁÷4桁、9桁÷4桁、10桁÷6桁の混で20題
を解きます。
- そろばんの先生の資格試験はありますか?
日本/資格とかはなく、誰でも開業出来ます。
全国珠算教育連盟では、講習会を開き指導方法や教育内容について会員が学べるようになっています。
中国/中国珠算協会が主催している資格認定試験に参加し、資格を取る必要があります。
また、リモート会議の機会があれば、是非、中国の資格認定試験の問題について聞いてみたいですね。
そろばんという同じものを学ぶにも、国によって違いがあって面白いですね。
次回に続く
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