部屋が散らかるのも、仕事がはかどらないのも、マラソンが続かないのも、人前で話せないのも、自分で自分を認めていないからです。「どうせ私には無理なんだ」と、自分をバカにしているからです。自分を愛せない人はこうやって、自分の可能性を自分で踏みつぶしていくのです。自己愛のある人は、まず「私なら大丈夫」という思いから物事に取りかかるので、可能性を広げます。失敗しても立ち直りが早いから達成が多くなるんです。だから自己愛の多い人が、最初から人より優れているわけではないのです。自分を愛することに謙虚さなどいりません。自分を幸せにするのは他人ではなく自分なのです。
和田裕美