東日本大震災に被災した福島第一原発敷地内の
放射能汚染を示す地図を公開した。
震災後の水素爆発で建屋が大きく壊れた1、3号機の周辺の
空気中の放射線量が特に高く、爆発して1カ月以上たっても
最大で毎時70ミリシーベルトの場所があった。
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敷地内の汚染の全容を示す初のデータ。
水素爆発で周辺に飛び散った放射性物質が原因と見られている。
地図は作業員の放射線被曝を減らしたり
作業計画を立てたりするため、3月22日に作成し、更新している。
放射線管理員が作業前や1週間~10日ごとに
現場で空気中の放射線を測っている。
極端に高い値が出ると、放射線源を見つけるため
さらに周辺のがれきなどに近づいて測っている。
1号機と3号機の周辺では3月下旬には
最大で毎時130ミリシーベルトを計測していた。
放射能は時間が経つと減る性質があり計測値は徐々に下がっている。
現時点で3号機の北西で計測されている最大の70ミリシーベルトでも、
4時間そこにいると、今回の緊急作業のための被曝線量の上限
(計250ミリシーベルト)を超えてしまう。
被曝がこの値に達した作業員はこれ以降、作業ができなくなる。
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