誰も書かなかった古代吉備

 

【特殊器台と吉備津彦】
 岡山県古代文化財センターの宇垣匡雅所長が、4月29日福山の広島県立歴史博物館で「弥生時代後期の吉備」と題して講演され、聴きに行ってきました。
 吉備の特殊器台研究の第一人者です。かつて特殊器台は墓地での葬送儀礼の道具と考えられてきた。しかし、最近の発掘例ではお墓以外の方が多いと、実例を交えて説明してくださいました。さらに、特殊器台の生産地は「矢掛です」と断言されました。
 矢掛説は初めて聞きます。翌々日の5月1日、同センターに電話、所長さんと話させていただきました。
 聞き違いではないかと「本当に矢掛町と…」と聞きました。「いいましたよ。これまでは小田川流域ということ話していましたが、わかりやすいようにいいました」と。「論文ありますか」というと、「古代吉備」第27集で入手不可能です。

 当日の資料を見てのびっくりは、吉備津彦伝承地(神社等があるところ)と特殊器台の発見された地の分布が一致することです。不思議です。今後の課題となりそうです。