久しぶりに書き始める日記。
なんだか遠くに来たもんだと思うけれども、
この 魚眼レンズ という日記、
かれこれ5年振りでしょうかね?
その頃見てくれてた人達がちょっとした奇跡で
再びここにたどり着いてくれたら嬉しいのに、と思う次第。
あの頃、
何かを書いて暮らす、
歌って踊って暮らしたい、と日々思っていました。
まあ実際に歌って踊って暮らしてはいたけれど、
何かを書いてはいなかった。
今では、
記名で記事を書いて、編集とかやって企画も出して
たまには企画が通って嫌々ながらも仕事を進めてみたり。
(企画は考えるまでが楽しくて、あとは惰性の作業となるのが悪癖)
そんな中で、書く行為は何かを成すためのものではなく、
日々を繰り返していくためのものでしかなく、
書いて何かを昇華したいという気持ちも薄れて消えて、ガッチガチになって
灰になってついえました。
ライフ ゴーズ オン。
そして、
久しぶりにこうしてグダグダめいた文書を書いて、
構成も校正もせずにアップするという行為を繰り返そうと思ったのにはワケがあり。
マドンナ。
強くてセクシーで雑で繊細
&チャーミングで、やっぱり強い。
そんなマドンナ。
その彼女がマイケルへの追悼メッセージをタイトルにある場所で語っている
その映像を見たから。
http://www.mtvjapan.com/video/program/19585
いつもの武蔵小山の飲み屋でそれこそ罵詈雑言が飛び交う雑多な店内。
素敵で下品なことばかりを話題にする
愛すべき仲間達がゲラゲラしている中で、この映像は流れ始めました。
途中から見始めた僕は、マスターに
最初からアゲインと伝え、その言葉に見入りました。
すると下品でガサツだけど
とても優しい仲間達は通りがかりに聞くには耐えがたいような内容の話をヤメ、
みんなが彼女の言葉を
同じように聞き始めました。
そして、最近涙もろくなったからとは言え、
ここでも涙を流してしまう。
彼女が「キング」という彼。
マイケル・ジャクソン。
松本大洋の 夏でポン
というマンガの中に「もしもとり返すことのできない一球を取り返せたら~」
というような内容のセリフがあるけれども、
彼女も彼も 取り返すことができたら…と思うものを取り返すべく
真摯に生きてきて、そして彼女は生きていくわけで。
彼は結局半ばで絶えてしまったわけだけれども、
結局のところ彼を救えなかった、見捨ててしまった、裏切ってしまったのは…
私だ、と彼女は言いました。
そして、私達だと。
興味本位のまなざしや、願いや、祈りや
日々を取り巻く僕達の根源的な感情は
簡単に人を果てさせてしまうだけのエネルギー足りえるのだと。
人が人を根源的な意味で救えるのか、
という設問は置いといて、
何が悲しいって、救えなかったと思ってしまった彼女の一人でいる姿を
想像するととても悲しい。
彼は確かにあまりにもキングで
そしてキングを死なせたのは私達だ。
キングという人は
いつの時代も人々に殺されるものだ。
つまるところ、それは時代に殺されることと同義。
どれだけ言葉を尽くしたところで
キングは生き返らないし、
僕達はキングを忘れていく。
彼女が言ったように、
彼に出会った新しい子供達が、かつてのキングに息吹を与えるのかもしれないけれど、
僕達はキングを忘れていく。
確実に僕は忘れていくと思う。
でも、僕は彼女が語ったこの言葉と、
ショウビジネスの世界で語られる装飾された言葉と賛辞とは違う場所に存在する
彼女の言葉を忘れないと思う。
今日の(その日の)彼女はとても子供のように見えた。
いつものように自分を演出していないから、というのではなく、
彼女のまなざしはとても近くにいる
小さい頃の彼に向けて語られる言葉に聞こえた。
というわけで初回の日記は終了。
振り返ると青空。
きれぎれになって腐敗していて。l