勝間和代『起きていることはすべて正しい』読了。

勝間氏の本を読むと、毎回新しい言葉とともに発見がある。

本書で出会った新しい言葉は以下だ。

・セレンディピティ
 偶然の出来事の中でチャンスを発見する能力。
 不運を幸運に、幸運を実力に変えることの出来る力。
・メンタル筋力
 自分としての心の筋力のこと。
 具体的には、以下の4つの技術を統合した能力。
  1.脳内フレーム120%活用法
  2.即断即決法
  3.パーソナル資産増強法
  4.勝間式人間関係の兵法
 メンタル筋力を付けるほど、セレンディピティが付く。
・パーソナル資産
 個人が使える有形・無形の財産

上記を意識して、自分のものにしていきたい。


起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術/勝間 和代

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石田衣良『非正規レジスタンス』読了。

またまた、石田衣良。
IWGP、第8作目。

本作では、シングルマザー(千川フォールアウト・マザー)、ワーキングプア(非正規レジスタンス)等の社会問題を題材としたストーリーが展開される。

個人的には、「千川フォールアウト・マザー」がオススメ。
久々に、マコトのおふくろが活躍する話。

マコトのおふくろのキャラやセリフは、個人的に、大好き。
いつか、マコトのおふくろが主人公の外伝とか、書いてもらえないだろうか、石田衣良さん。


非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク〈8〉/石田 衣良

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石田衣良『うつくしい子ども』読了。

最近、石田衣良の読書率が高いことに気づく。

どの作品もテンポが良くて読みやすいからだろうか。

本作は、中学生の主人公の弟が殺人事件を起こし、主人公が弟の殺人の原因を
突き止めていく、というストーリー。

本作の中で、中学生世代特有の悪意がうまく表現されている。
中学時代を思い出しながら読むと、意外と怖いかも。


うつくしい子ども (文春文庫)/石田 衣良

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石田衣良『エンジェル』読了。

投資会社の社長である純一は、殺害に遭い、幽霊となって、現世に現れる。

純一は、死の直前の2年間の記憶がなくなっており、自分の死の真相を
解明すべく、調査に乗り出す。

読後感は、悲しくも切ないストーリー。

本ストーリーの登場人物たちは、自分自身の地位や信条を貫くために、
触れてはいけない手段に手を染めていく。。

エンジェル (集英社文庫)/石田 衣良

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佐藤多佳子『しゃべれども しゃべれども』読了。

緊張すると、吃音が出てしまう、青年テニスコーチ。うまく意思疎通が出来ず失恋した女性。
強情な性格が災いして、いじめられている小学生。人前では、全くしゃべれない野球解説者。
人に対して、うまくしゃべれない、この4人が、主人公である若手落語家の元に集い、落語を習うという話。

最近、重たい話の小説を読むことが多かったので、本書のように肩を張らずに読める小説を読むと、気分が楽になる。

何気ない日常生活を頑張っていこうと思える。


しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)/佐藤 多佳子

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