昨日の事ですが、久しぶりに

地元のオリオン書房に行って

買い物しました。

 

歳のせいかすっかり読書というものが

難しくなってきてから何年経つか

全くわからないですが

 

新しい本を買って読むというのは

随分と久しぶりな気がします。

 

 

その一冊がコチラ

 

 

 

 

村上T

 

 

自分が持ってるTシャツについて

雑誌のポパイが連載企画として出して

それをまとめ上げた本なんだけど

 

 

テーマ毎にシャツを選んで

それこそウイスキーからレコード

街のサンドウィッチマンとか

 

それこそ数多くのシャツが

出てくるんだけど

(よくもまあこれだけ持ってるな)

 

このシャツがあの時のもので

どんなものだったかとか

 

ダンボールの中から引っ張り出すような

全然着もしないTシャツからでも

物語を生み出す力は流石というか

 

 

それを読んでいて

つい自分には、一つのものに対して

どれだけのコンテクストを語れるかと

ちょっと問いかけてみると

 

自分の生活を占めているのが割と

なんとなくあるもので囲まれている事に

気がつく訳です。

 

僕の持っているTシャツなんか

それこそ親戚筋から貰ったシャツで

大半を占めているので(有難いことに)

 

もうちょっとこんな色あれば

こんな風な着こなしもできるんだろうなとか

考えることもあるんだけれど

 

今持っているシャツも、まだ着れるし

良いシャツを仕事で汚すのは

ちょっと勿体無いから、丁度いいとか

あんま買っちゃうとどうせ着ないし

それじゃ勿体無いじゃんとかなって

 

結局服を買わずに

何かとお洒落な生活とは

程遠い人生を歩んでいますが

 

Tシャツに限らず、自分の持ち物で

一つ一つにコンテクストが生み出せるなら

 

自分の人生に、もう一つ上の味わい方が

できるんじゃないかなって

そんな風に思わせてくれる本でした。

 

 

まあ断捨離なんか始めたりすると

なかなか捨てられなかったりするので

自分の中にも、もっとあるのかも知れない。

 

うまくいけば断捨離もできて

部屋がもっとスッキリするかもしれない。

 

久しぶりにドーパミンが出ました。