ようやくできました。
今尾景年 「景年花鳥画譜_春の部」より「ハクモクレン・文鳥」
artveeというパブリックドメインとなった作品ばかりを集めるサイトで出会った、今尾景年という画家。
写真のない時代にこれほどまでに精密に描ける観察眼に驚嘆し、検索に検索を重ね、たどり着いた先が
国立国会図書館デジタルコレクション
ここで、公開されている作品は著作権が切れているため、自由に使用が可能だということを知り、
ダウンロードをして、シワなどを消す加工を施して、プリントネットで印刷。
人物が入るとその”時代”が出てしまうが、花や鳥は100年、200年で劇的に変化するわけもなく、
江戸時代に描かれたものだとしても、全然古さを感じることなく観ることができる。
それが花鳥画のいいところだ。
シャドウの完成が近づき、額をどうするか検索しながら閃いた。
庭にやってきた鳥を窓越しに息を殺して、そっと見ていたよちお少年の昔懐かしい光景が。
あぁ、そうだ。窓越しにそっと見つめていたあの光景をそのまま作品にしよう。
窓枠を額に見立ててしまおう。
シャドウボックスを鑑賞する人は、立体感を感じるために(?)必ず横からも見ようとします。
であるならば、窓の仕切りがあったって苦にならないんじゃないか。
むしろ、仕切りをあえて設けることで、見る人の視点を正面から外し、立体感を感じることができる視点(横)への誘導ができるのではないかと考えたんです。
で、できた作品がこれです。
『窓景 Window Scene
ハクモクレン・文鳥 Magnolia & Java Sparrow』
窓越しに見える景色ということで、「窓景」というタイトルにしました。
今尾景年は花鳥画譜という画集を春夏秋冬で出しています。
景年の画風が何とも言えず良い(あいまいなやっつけ感がないのもシャドウ向き)ので、
しばらくは景年の作品をシャドウにしていきたいと思っています。


