昨日は水槽があまりにも汚いので掃除担当の「シッタカ」を採りに海へ。
海水浴シーズンなので空き地は皆有料駐車場化してしまっている。
ふと、海沿いに自宅のある無職の知り合いを思い出し、電話してみる。
「おう、久しぶり!!来なよ!!」ってんで家の前に車を置かせてもらう。
クーラーギンギンの部屋には超ドデカの亀山液晶TVと数十万のスピーカーと
数十万のオーディオセットが鎮座する。
「今、何で食べてるの?」
「もう、午前中で仕事終わったから」
「えっ?何?新聞配達?」
「はははっ!!違うよ、ここどこだと思ってんの?」
「えっ?漁師?」
「うん、素潜りでさ、貝類とタコ採って卸してんの」
「ふぇ~ん....。」と頭が混乱していて
口から変な返事が出てしまった。
先週までの自分は爆発しそうなくらいにストレスを感じていた。
「もう、お金は食べられるだけで良いから、体に悪くない仕事がしたいなぁ」
とか、
「全部ほっぽり出して、どっか行っちゃおうかなぁ」
とか、良からぬ空想をしてしまうくらいだった。
何年か前まで年間数億円を動かしていた元資材部長がここに居て、
今は素潜りの漁師で月十数万で生活している。
「凄く体調も良いんだよ」
良いね、格好良い。
勿論、楽な仕事では無いけれど。
「身の丈に合った生活」だなぁと思った。
平日の昼間に50にリーチのかかった2人の親父が
磯で貝とヤドカリ、カニとギンポを採取している。
自分が網で海草の中をすくうと、色々な小魚が入っている。
「えーっ!!そんなんで採れるの?」と漁師が驚いている。
けっこう、楽しく成って来た頃に突然拡声器の音
「何やってるんですか!!」
振り返ると警察官だ。
知り合いが手を上げると「あっ、地元の方ですね~」と去って行った。
駐在が密漁だと思って飛んで来たらしい。
帰りには、こ~んなお土産をもらった。
「小さくて売り物にならないやつだけど、ゴメンネ」
「今度は9時前に来なよ、そしたら卸す前のやつあげるから」
何をおっしゃりますやら、
このくらいなら宿でも平気で出しますよ。
おいしく頂きます。
なんか、良い感じだったなぁ。
「ikwさんも働きすぎたらいかんよ」
だって。