さっきふと思いついてしまったアイデアがある。私はもしかしたらただの変態ではなくて天才かもしれない。

それは、「卑猥な言葉をかけられたい書き手と、卑猥な言葉をかけたい読者をつなぐ小説アプリ(もちろん成人向け)」というものだ。

高校時代、私は官能小説を書いて雑誌に応募したりしていた。もっとも、一度も載ったことは無いが。
それでも応募しつづけていた動機というのが、性的空想を曝け出した小説を通して、顔も知らぬ読者に、私自身をも勝手に想像して密かにおかずにしてほしいというかなり倒錯したものだった。

ただ、こんなクリエイターはほとんどいないだろう。性に関わる仕事をしている人、特に女性の官能小説家などは、SNSのメッセージに男性器の写真を送りつけられたりなどの被害に遭いやすいと聞く。悩んでいる人も多い、非常にセンシティブなテーマだと思う。
また、「作品=作者の欲求やファンタジーのままに書かれている」とは、決して限らない。むしろ重ならない部分のほうが大きいことが多いのではないだろうか。

しかし、私のような者も確かにいて、そういう人たち向けのサービスとして「知らない人に卑猥な言葉をかけてもらえる」アプリというのは良いアイデアかもしれないと思いついた。
また、反対に「見知らぬ人に卑猥な言葉をかけたい」という、取り扱い注意な欲求を持っている人も少なくはないと思う。
その両者を交流させるための小説サイトがあってもいい。

小説投稿の際は、言われたくないワードや文があればあらかじめ設定して投稿するシステムになっている。
「卑猥な言葉」といっても、「ヤらせて」といった、相手への欲求をかなり直接的に述べるもの、「抜きました」などの自分の状態について述べるものなどいろいろあり、人によって言われたいこと言われたくないことがあると考えたのでこの機能は必ず入れたい。
そしてコメントする際には、されたくない言動として作者が設定したものがわかる仕組みになっており、それに反するコメントをしようとすると自動的に弾かれる。
それ以外はいたってシンプルに、フォロー、フォロー解除、ミュート、ミュートワード、ブロックがあるのみがよいと思う。いいね機能やランキングなどは無い。
これ、いけるんじゃないか?






などと、長々書いてしまったが、私には何ら技術がないのでアプリを作ることができない。
……以上、何の意味もないアイデアメモ「もしもアプリが作れたら」でした。