その後、有難いことに、娘を妊娠することができた。

前回のことがあったので、常に何かあるかもしれないということを考えていた。健診の時には、祈りながら、何かあっても受け止める覚悟をしていた。

妊娠中は、順調で、少しの体調の変化はあったものの、安定して過ごしていた。

出産予定日まであと少しの最後の健診で、胎児の心拍が低下していると言われ、入院をすすめられる。
そして、私の中では、まさかの帝王切開での出産となる。

帝王切開について、何も知識がなかった。妊娠中があまりに順調だったため、自然分娩のことしか頭になかった。

帝王切開の出産も増えていると言うが、私は何も知らなかったし、娘が無事に生まれてきてくれたのに、私は普通に産めなかったという気持ちが残ってしまった。


今、考えると、それは、私の自己肯定感の低さからなんだろうけど、自分のことを責めて、暗くなっていた。