CMに出てくる滝がある白瀑(しらたき)神社について調べてみたところ、毎年の例大祭では白装束の男衆が神輿を担いで滝つぼをうねり回る勇壮な「みこしの滝浴び」が行われるようです。

これらから連想するCMの妖怪編のストーリーを考えてみました。


それまで水辺で写生していた女主人公が白瀑を描いていくうちに次第に神秘的な雄々しさに惹かれていき、もっと滝に近づきたくなり、裸足になって水の中に入っていきます。

風に吹かれてイーゼルに乗っていた画用紙が地面に落ち、その物音で釣りに来ていた少年たちが気づきます。

音のした滝の近くに来てみると、目の前には鼻唄を歌いながら滝つぼに向かっていく主人公の姿が…

人なのか、天女なのか、はたまた妖怪なのか?

少年たちは言葉を失って、じっと主人公の行く手を見つめます。

このまま滝に近づいていき、水しぶきの中に消えていってしまうのだろうか?

もし消えてしまったら、この世ならざるものだった証明になる。

心配して見つめる少年たちの視線を感じて、主人公が振り返ります。

不可思議な人と目が合うのを恐れ、少年たちは思わず目をそらします。

「見たな~」 疑惑にさらに追い打ちをかける異類の言葉。

恐ろしい目に合わされるかもしれない! 少年たちは思わず首を横に振ります。

「短パンだよー」

主人公がスカートを上げてちゃんと足があることを見せ、人間であることを証明し、子供たちを安心させる。

こんな妖怪編のストーリーも面白いのではないでしょうか?(終)