ご祭神の謎

金山神社のご祭神は金山比古神（かなやまひこのかみ）、金山比売神（かなやまひめのかみ）の二柱の神様で、日本神話によるとイザナミノミコトが火の神カグツチ を生んだ際に火傷をし、痛み苦しんでいるときにその嘔吐物から生まれた神とされています。

それは嘔吐物の外観が鉱石の原石とよく似ているところからイメージされたもので、「金山」の名前からも分かるように鉱山を司る神であり、鉱業や鍛冶などの
金属に関する技工を守護する神とされていて、“性神”としての性格は持っていません。

ところが、金山神社のホームページ上の神話によると、「イザナミノミコトが火の神を生んだ際、下腹部に大火傷をしたのを、治療看護した神とされており、お産、
下半身の病にご利益があると言われている。」とあり、記紀の神話には見られない“性神”としての新たな性格が付け加えられています。


金山神社のご祭神の場合は、本来の鍛冶職人や金物を扱う会社を守護する性格と、子孫繁栄（子授け）・安産・縁結び・夫婦和合・エイズ除けなどご利益を与えてくださる金精神（こんせいしん）としての性格を備えているようなのです。