したがって、よく見られるお鏡や剣などのご神体というのも、人が仏像を拝する
習慣に慣れて、何か礼拝の対象がないと安心できなくなったのちに出てきたもので、神祇の崇拝に対して価値があったのはその場所であって、ご神体などの物体や神殿などの建物ではなかったようです。

そう考えると、素盞雄神社は古代からの神祇遺構を残しているといえそうです。